
こんにちは。彩音です。
このシリーズでは、ASD・ADHDやAPDという発達特性をもつわたしが、自分らしく働ける場所にたどり着くまでの道のりを綴っています。
前回は、障害者雇用で働いていた職場を退職し、「普通の世界でもやれるんじゃないか」と思って飛び込んだ一般雇用で、再び壁にぶつかったことを書きました。
今回はその続き――
二度目の適応障害を乗り越え、今の「自分らしくいられる職場」にたどり着くまでのことについてです。
また適応障害に。今回は長引いた
一般雇用での毎日は、気を張りつめてがんばっていました。
でもある日、職場のお局さんにちょっとしたことで注意されたことをきっかけに、心がぷつんと切れてしまって――
また、適応障害になってしまいました。
今回は、公務員を辞めたとき以上に症状が重く、ほとんど何もできない状態がしばらく続きました。
回復までには、1年以上の時間がかかりました。
もう二度と「普通の世界」で働こうなんて思わない。
そして、ちゃんと「自分は発達障害なんだ」と受け入れよう。

そう心に誓いました。
再び、就労移行支援へ
体調が安定してきた頃、また一歩を踏み出すために、就労移行支援に通うことにしました。
お世話になったのは、前回と同じ、在宅で訓練できる事業所(キズキビジネスカレッジ)でした。
担当の支援員さんは変わってしまっていましたが、今回の支援員さんもとても親身で、安心して相談ができる方でした。

そして前回よりもさらに深く、自分自身と向き合う時間になりました。
「あきらめる」という、やさしい選択
人と関わる力は、もちろんあったほうがいい。
でも、それを無理して手に入れようとして、また同じように心と体を壊してしまうくらいなら――
ある程度「あきらめる」というのも、わたしにとっては「やさしい選択」なんじゃないか。
そう思うようになりました。
だから今回の就職活動では、「やりがいのある仕事」よりも、「ムリしなくても長く続けられる仕事」を最優先に考えることにしたんです。

前向きに「あきらめること」にしたんです
再びエージェントを使って、今度は完全在宅の仕事に
今回も複数の転職エージェントに登録し、前回とは別のエージェントをメインに使いました。
わたしが以前、在宅勤務の経験があることもプラスに働いたようで、スムーズに求人を紹介してもらえました。
そして、決まったのが「完全在宅」の障害者雇用の仕事です。
仕事内容は正直あまり難しくないけれど、これでいいと思っています。

こうして、またわたしは「障害者」の世界に戻ってきました。
「長く働ける場所」がいちばん
今回は、長く勤められることをいちばんの目標にしました。
以前のわたしは、普通の人と同じように頑張りたくて、「やりがい」や「成長」を求めすぎていたのかもしれません。
でも今は、少し簡単なくらいの仕事のほうが、心にも余裕ができてちょうどいいと思っています。
職場の人たちは、前回の障害者雇用のときと同じく、今回もとてもあたたかくて、おだやかな雰囲気です。
障害者チームのメンバーも優しくて、安心して関われています。
「ここなら、ずっと働ける」

そう思える職場に、ようやく出会えた気がしています。
まとめ:「がんばらなくても、うまくいく道もある」
二度の適応障害を経て、わたしはやっと「がんばらなくても、うまくいく道もある」ということを、実感として理解できました。
もちろん、がんばることが悪いわけじゃないです。
でも自分にとって合っているところなら、がんばらなくても、うまくいくようにできている。
そのためには、自分がどんなことでしんどくなるのか、どんなことが苦手なのかを認めることが大事。
そして、そんな「できない自分」に優しい選択をしてあげることで、自分にとって「生きやすい道」が開けていくような気がしています。
最後に:あなたのペースで、大丈夫
もし今、つらい環境の中で「がんばらなきゃ」と自分を追い詰めている方がいたら…
覚えておいてほしいです。
「がんばらなくても、うまくいく道」は、きっとあなたにもあること。
無理をしてつらくなる前に、

自分にやさしい選択をしてあげると、きっともっと生きやすくなります。
あなたが、あなたのままで安心して働ける場所に、きっと出会えますように。
これでわたしのストーリーは終わります。
読んでいただいてありがとうございました。

<わたしのストーリー一覧>
ストーリー① 学生時代
ストーリー② 初めての就職
ストーリー③ 発達障害と診断されて
ストーリー④ 障害者雇用で働く
ストーリー⑤ 失敗した転職
ストーリー⑥ 自分に合った道を見つける◀ いまここ
