

そんな悩みを抱えていませんか?
「障害者雇用だと収入が低くて生活できない」という声をよく耳にしますし、実際に私自身もそう感じていた時期がありました。
確かに障害者雇用の平均年収は、一般雇用と比べて低く出ています。
でも、「じゃあ一生このままなの?」と諦める必要はありません。
実際に私は障害者雇用で年収270万円アップを実現しました。
この記事では、障害者雇用で働く私の実体験を交えながら、収入を上げるための具体的な方法をお伝えします。
この記事でわかること
- 障害者雇用の給与が低くなる3つの構造的理由
- 障害者雇用でも年収270万円アップした私の体験談
- 収入を上げるための5つの具体的戦略
- 企業規模による給与格差の実態

なぜ障害者雇用の給与は低いと言われるのか
「障害者雇用は給料が安い」と言われる背景には、理由があります。
まずはその実態を正しく知っておきましょう。
障害者雇用の平均給与データ
厚生労働省の「平成30年度障害者雇用実態調査結果」によると、障害者雇用の平均月収は以下の通りです:
障害種別の平均月収:
- 身体障害者:約21.5万円(年収約260万円)
- 知的障害者:約11.7万円(年収約140万円)
- 精神障害者:約12.5万円(年収約150万円)
- 発達障害者:約12.7万円(年収約150万円)
一方、国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、日本全体の平均年収は458万円となっており、大きな差があることが分かります。
理由①雇用形態の違い:非正規雇用の割合が高い
障害者雇用の正社員割合は以下の通りです:
正社員雇用の割合:
- 身体障害者:49.3%
- 知的障害者:18.4%
- 精神障害者:25.0%
- 発達障害者:21.7%
一般雇用の正社員割合が62.2%であることと比較すると、障害者雇用では非正規雇用の割合が高く、これが平均収入を押し下げている要因となっています。
理由②労働時間の違い:短時間勤務が多い
精神障害者の約半数が「週30時間未満」の短時間勤務で働いているというデータもあります。
- 体調に配慮して週3〜4日勤務
- 1日6時間などの時短勤務
勤務時間が短ければ、当然収入も比例して少なくなります。

理由③業務内容の違い:軽作業や補助業務が中心
障害者雇用では、比較的負担の少ない業務を任されることが多いです。
よくある業務内容:
- データ入力・書類整理などの事務補助
- 清掃・軽作業などの現場業務
- メール対応・電話取次などのサポート業務
- 資料作成・ファイリングなどの定型業務
これは「安定して働けるように」という配慮の面もありますが、専門性や責任の度合いが限定的である分、給与が上がりにくいという側面もあります。
私の体験談:手取り12万円からの転職成功
実際に私も、最初の障害者雇用では経済的に厳しい思いをしました。その実体験をお話しします。
1回目の障害者雇用:アルバイトで手取り12万円
私が最初に障害者雇用で働いたときの条件は以下の通りでした:
1回目の労働条件:
- 雇用形態:アルバイト
- 勤務日数:週4日
- 時給:最低賃金に近い金額
- 月収:手取り約12万円
- ボーナス:なし
- 昇給:年数十円レベル
この収入では一人暮らしは困難で、実家に頼らざるを得ない状況で、正直、「このままでいいのだろうか」という不安は常にありました。
でも、この時期があったからこそ、「働きやすさとは何か」「自分にとって大切な条件は何か」を深く考えることができたんです。
転職を決意した理由
2年ほど働いて気づいたことがありました:
- 職場環境は良く、ストレスなく働けている
- でも、将来への不安が解消されない
- 「もう少し挑戦してみたい」という気持ちが出てきた
- 同じ障害者雇用でも、もっと良い条件があるのでは?
「働きやすさは保ちつつ、収入も改善したい」そんな思いで転職活動を始めました。
障害者雇用で収入を上げる5つの戦略
私の経験と、転職エージェントから得た情報をもとに、収入アップのための具体的な戦略をお伝えします。
戦略①フルタイム勤務の求人に絞って探す
短時間勤務とフルタイム勤務では、年収に100万〜200万円の差が出ることも珍しくありません。
収入の違い例:
- 週3日・1日6時間(18時間/週)
時給1,000円 × 18時間 × 4週 = 月72,000円(年収約86万円) - 週5日・1日8時間(40時間/週)
時給1,200円 × 40時間 × 4週 = 月192,000円(年収約230万円)
「障害者雇用は給料が安い」というイメージは、短時間勤務を含んだ全体平均の話。
フルタイムであれば、給与水準は一般雇用に近づきます。
戦略②大企業・上場企業の求人を狙う
企業規模と障害者雇用の給与には、明確な相関関係があります。
厚生労働省のデータによると、事業所規模別の平均給与(身体障害者)は以下の通りです:
事業所規模別平均給与:
- 1,000人以上:約26万円
- 500〜999人:約23万円
- 100〜499人:約21万円
- 50〜99人:約19万円
- 50人未満:約17万円
大企業で働くメリット:
- 給与水準が高く設定されている
- ボーナスや昇給制度が整っている
- 福利厚生が充実している
- 働き方制度(在宅勤務等)が整備されている
- 障害者雇用のノウハウが蓄積されている
ただし、こうした求人はハローワークにはあまり出ていません。転職エージェントが独自に保有している非公開求人が中心です。

戦略③正社員登用制度がある企業を選ぶ
最初は契約社員でも、「正社員登用制度」がある職場を選ぶことで、将来的な収入アップが期待できます。
正社員になるメリット:
- 基本給の大幅アップ
- ボーナス支給対象になる
- 昇給・昇格の機会が増える
- 退職金制度の対象になる
- 雇用の安定性が向上する
実績のある企業なら、1〜2年で正社員に登用されるケースも多いです。
面接では必ず「正社員登用の実績」について質問しましょう。

私も1年で契約社員から正社員に登用されて、給与も上がりました。
戦略④在宅ワーク求人に注目する
在宅ワークの障害者雇用は、意外に給与水準が高い傾向があります。
在宅ワーク求人の特徴:
- 通勤交通費がかからず、実質的な収入アップ
- 全国の企業が対象になり、選択肢が広がる
- 人間関係のストレスが少なく、長く続けやすい
発達障害女性の場合、人間関係や感覚過敏の面で在宅ワークがマッチすることが多く、結果的に高いパフォーマンスを発揮できます。
戦略⑤専門スキルを身につけて差別化を図る
長期的な収入アップを目指すなら、専門スキルの習得も重要です。
障害者雇用で評価されやすいスキル:
- PC関連:Excel上級、データ分析、プログラミング基礎
- デザイン関連:Photoshop、Illustrator、Webデザイン
- 事務関連:簿記、秘書検定、英語力
- 専門分野:CAD、経理実務、法務知識
特に発達障害の特性を活かせる分野(集中力、正確性、専門的興味など)でスキルを伸ばすと、市場価値が高まります。
私の転職成功体験:年収270万円アップの内訳
実際に私がどのように収入をアップさせたのか、具体的な内訳をお伝えします。
転職後の条件と変化
転職前後の比較:
| 項目 | 転職前 | 転職後 |
|---|---|---|
| 雇用形態 | アルバイト | 契約社員→正社員 |
| 勤務時間 | 週4日 | フルタイム |
| 月収 | 約12万円 | 約28万円 |
| ボーナス | なし | 年2回(計3ヶ月分) |
| 年収 | 約144万円 | 約420万円 |
年収にして約270万円のアップを実現できました。
しかも驚いたことに、働きやすさは前職と変わらないか、それ以上でした。
働きやすさも向上した理由
- 完全在宅勤務:人間関係のストレスがほぼゼロ
- 個人作業中心:集中して取り組める業務内容
- 理解のある上司:特性について相談しやすい環境
- 柔軟な働き方:体調に合わせて調整可能
「給料を上げる=つらくなる」と思っていましたが、実際は全く逆でした。

転職活動を成功させるためのポイント
収入アップを目指した転職活動では、以下のポイントが重要です。
転職エージェントの選び方
障害者雇用専門の転職エージェントを活用することで、好条件の求人に出会いやすくなります。
おすすめ転職エージェント
- dodaチャレンジ
:大手企業の求人が豊富、サポートが手厚い - atGP
:在宅ワーク求人が多数、完全リモート案件に強い - マイナビパートナーズ
:正社員登用実績のある企業を紹介

私は今の仕事をatGP
で紹介してもらいました。
面接で確認すべきポイント
収入面で確認すること:
- 昇給制度の有無と頻度
- ボーナス支給の実績
- 正社員登用の条件と実績
- 手当(在宅手当、資格手当等)の有無
働きやすさで確認すること:
- 配慮してもらえる内容
- 在宅勤務の可否
- 通院への理解
- 職場の雰囲気
まとめ:可能性を自分で狭めないで
確かに、障害者雇用の平均年収は一般雇用より低めです。
でもそれは、「非正規・短時間勤務の人も含んだ平均」であることを忘れないでください。
覚えておいてほしいこと
- フルタイム勤務や大企業では、障害者雇用でもしっかり収入を得られる
- 転職によって収入アップは十分可能
- あなたの特性を活かせる職場では、高く評価される
- 一人で悩まず、専門家のサポートを受けることが成功の鍵
今日からできる小さな一歩
「今の収入、ちょっと不安かも…」と思った方は、まず以下の3つを考えてみてください。
□ 今の職場に対するモヤモヤ(何がつらい?何が良い?)
□ どんな働き方ならもっとラクに感じそうか
□ 正社員登用やフルタイムに挑戦してみたいか
メモに書き出してみるだけでも、気持ちが整理されて次の行動が取りやすくなります。
転職エージェントに登録して求人を見るだけでも、新しい可能性が見えてくるかもしれません。


