発達障害女性の私が転職に成功した理由|仕事がつらいから楽しいに変わるまで

転職活動
また同僚に変な目で見られた気がする…私って職場で浮いてるのかな
転職したいけど、また失敗してしまうんじゃないかって不安…

「なんで私だけこんなに働くのがつらいんだろう…」

もしあなたがそんな悩みを抱えているなら、それは「頑張りが足りない」からではありません。

もしかしたら、今の環境があなたに合っていないだけかもしれません。

わたしも以前は毎日職場で息苦しい思いをしていました。

  • 周りに合わせるのに精一杯で、帰宅後はぐったり
  • 報連相のタイミングがわからず、ひとりで仕事を抱え込んでミス連発
  • 休憩中の雑談についていけず、どんどん孤立
  • 普通に働くことがこんなに大変なのは自分だけ?という疑問

でも今は、仕事がつらいから楽しいに変わって、安心して働けています。

その転換点は「発達障害」という言葉を知り、自分に合った働き方があることを知ったことでした。

診断を受けているかどうかに関わらず、「働きづらさ」を感じている女性には、きっと参考になる話だと思います。

この記事では、わたしの3回の転職体験談(成功2回、失敗1回)をもとに、働きやすい環境を見つけるための具体的な方法をお伝えします。

転職は自分らしく働くための前向きな選択です。一緒に、あなたに合った働き方を見つけていきましょう。
この記事を書いた人
彩音

・ASD×ADHD(精神2級)(ASD寄り)
・双極性障害Ⅱ型
・公務員→障害者雇用→一般雇用→障害者雇用(現在)
・転職エージェント経由で完全在宅の転職に成功
・就労移行支援の利用も2回経験あり
・発達障害でも無理なく働くヒントを発信中。

わたしの転職体験談|公務員から3回の転職で学んだこと

まず、わたしの転職体験談から始めますね。

同じような悩みを抱えている方に、少しでも参考になればうれしいです。

公務員時代|「普通に働けない」自分への違和感

わたしが最初に転職を考えたのは、公務員として働いていたとき。

周りからは「安定していていいね」と言われることも多かったけれど、自分の中ではずっと違和感やしんどさを抱えていました。

  • だれにも相談できずに、仕事をひとりで抱えてミスばかり
  • 周りに合わせてばかりで、気を抜く時間がない
  • 休憩中の雑談や飲み会がつらい
  • 空気を読みすぎて、帰るころにはぐったり

頑張ろうとしても空回りしてしまう日々に、「自分は仕事ができない」と何度も落ち込みました。

そしてだんだん心が限界に近づいていったとき、発達障害(ASD・ADHD)と診断を受け、そこで初めて病院で障害者雇用のことを教えてもらいました

「配慮されて働くという選択肢もあるんだ」と思ったとき、少しだけ心が軽くなったのを覚えています。

1回目の転職|転職エージェントで障害者雇用に成功

「配慮されて働く」という言葉を知ったものの、実際どう動けばいいのかはまったく分かりませんでした。

そんなときに知ったのが、発達障害向けの転職エージェントでした。

登録してすぐに担当者さんから連絡があり、このときの対応がとても丁寧で、安心したのを覚えています。

「急いで転職先を決めましょう」という雰囲気ではなく、何度も面談を重ねながら、わたしの特性や希望を聞いてくれました

  • 毎日人と会うとぐったりすること
  • 空気を読むことにエネルギーを使いすぎること
  • 在宅勤務ができれば安心して働けること

そういった話を、じっくり聞いてくれたのがありがたかったです。

履歴書・職務経歴書の添削もしてくれましたし、面接で障害のことをどう伝えるかも一緒に考えてくれました。

苦手なことばかり話すのではなく、「こういう配慮があれば前向きに働ける」と伝えることが大事ですよ、とアドバイスをもらい、実際に何度も練習をしました。

結果的に、在宅と出社を組み合わせたハイブリッド勤務の会社から内定をいただきました。

配慮事項も事前に企業へ共有されていたので、面接でも緊張しすぎることなく、自分の言葉で話せたと思います。

書類選考からスムーズに内定まで決まり、エージェントってすごいな…と思いました

2回目の転職|一般雇用での大失敗

転職した職場は、配慮もあり、とても働きやすい環境でした。

でも、しばらく働くうちに、

「障害者雇用じゃなくても大丈夫そう」
「みんなと同じように働いて、同じくらい稼ぎたい」

そんな気持ちが強くなっていきました。

そして、一般雇用での転職を決意

このときは、「もう転職活動の流れは分かっているし、エージェントを使わなくても大丈夫」と思っていました。

転職サイトに登録し、「近所で通いやすい」「給与が高い」という基準で会社を選びました。

でも、今振り返ると、仕事内容の中身や職場の雰囲気、配慮があるかどうかなんて、まったく考えていませんでした

面接では「未経験でも大丈夫ですよ」と言われたので、安心して入社したけれど――

実際は、最初から高度な業務を求められ、スピードも早く、説明も複雑

指示が一度で理解できず、確認をすると嫌な顔をされる。

周りはどんどん作業を進めていくのに、わたしだけが取り残されているような感覚がありました。

思い切って会社に発達障害をカミングアウトをしましたが、結果的に配慮は得られず、むしろそれがきっかけで噂が広まり、孤立してしまいました。

仕事内容そのものもつらかったけれど、毎日のランチタイムでの雑談についていけない苦しさや、常に気を張っていなければならない職場の空気に、どんどん疲れていきました。

心も体も限界になった症状

  • 朝起きるのが怖い
  • ごはんの味がしない
  • 眠りが浅くなり、夜中に何度も目が覚める
  • 仕事のことを考えると涙が出る

そんな日々が続いて、ある日ついに早退。

病院で「適応障害」と診断され、そのまま退職することになりました。

「転職に失敗した」

――そのことが、重くのしかかりました。

でも、原因は明らかでした。

自分に合う職場かどうかという視点が全く足りていなかった。

そして、エージェントという第三者のサポートを受けなかったことで、ミスマッチが起きてしまった

そんなふうに、あとから気づいたんです。

3回目の転職|再びエージェントで理想の職場に

退職してからしばらくは、気力がわきませんでした。

「また転職活動か…」「また失敗したらどうしよう」

そう思うと、なかなか動き出せませんでした。

でも、少しずつ気持ちが落ち着いてくる中で、ふとこう思いました。

「やっぱり、配慮のある環境で働きたい」
「もう一度、障害をオープンにして働いてみよう」

いくつかの転職エージェントに登録し、担当者さんとの相性が良かった転職エージェントをメインに。

面談では、これまでの失敗も否定せず、ゆっくり話を聞いてくれました。

  • 一般雇用でどんなことがつらかったか
  • カミングアウトがうまくいかなかった理由
  • どんな働き方なら、自分らしくやっていけそうか

「その経験、無駄じゃないんですよ」と言ってもらえたとき、なんだか心が少し軽くなった気がしました。

前回の反省もあって、今回は“完全在宅”を希望条件に入れてもらいました。

毎日出社して、雑談に気を使って、緊張しながら過ごすのは、やっぱりつらいなと思ったからです。

担当の方は、わたしの希望や苦手をしっかり受け止めてくれて、会社に対して事前に配慮事項を伝えてくれました。

  • 出社だと周りに気をつかいすぎて疲れること
  • テキストでのやり取りのほうがラクなこと
  • 勤務中の雑談が負担になること

自分で言葉にしづらい部分も、代わりに丁寧に伝えてもらえたのが本当にありがたかったです。

その結果、完全在宅勤務OK・業務内容も自分の特性に合った会社から内定をもらうことができました

今もその会社で、無理なく働き続けられています。

3回目の転職では、すべてにおいて納得のいく転職ができたと思っています。

  • 仕事内容
  • 働き方(完全在宅)
  • 配慮の内容
  • そして年収(※1回目より270万円アップ!)

少し遠回りしてしまったけれど、やっと自分に合う会社に出会うことができました。

私が実際に利用したエージェント(参考)

  • 1回目の転職 : dodaチャレンジ
    障害特性への理解が深く、丁寧な面談が印象的
  • 3回目の転職: atGP
    在宅勤務求人が豊富で、企業との調整が手厚かった

※どちらも無料で利用でき、発達障害への理解がありました

発達障害女性が職場で抱えやすい悩み

わたしの体験談を読んで、「あるある!」と思った方も多いのではないでしょうか。

発達障害のある女性は、職場で特有の悩みを抱えやすいんです。

「まわりに合わせる」ことに疲れ果ててしまう

女性の発達障害は見逃されやすく、小さいころから「周りに合わせること」を頑張ってきた方が多いです。

職場でよくある「まわりに合わせる」行動

  • 休憩時間の雑談に無理に参加しようとする
  • 本当は疲れているのに、残業を断れない
  • わからないことがあっても、「迷惑をかけたくない」と一人で抱え込む
  • 職場の飲み会を断れずに参加して、帰宅後はぐったり
  • 「普通」を演じ続けて、本当の自分を出せない

カモフラージュが得意で表面的には問題なく見えるけれど、実は内心では常に緊張していて、家に帰るころにはエネルギーを使い果たしてしまう。

そんな経験はありませんか?

発達障害女性の見逃されやすいサイン

適切な報連相や質問ができず、ミスが増える

職場では最初の印象は今まで培ってきた愛想の良さで乗り切れるけれど、だんだん仕事の難しさが露呈してきます。

発達障害女性によくある職場での困りごと

  • 適切な報連相のタイミングがわからない
  • 質問したいけど、「今忙しそうだから後にしよう」と遠慮してしまう
  • 結果的にミスが多くなり、周りの目が冷たくなる
  • 「自分は仕事ができない」と自己肯定感が下がる
  • コミュニケーションが下手なので味方がおらず、社内で孤立
  • 心の疲れが蓄積していき、「もうやめたい」と思うようになる

この流れで適応障害になってしまう方も少なくありません。

わたしもまさにこのパターンでした。

でも、これは環境を変えることで大きく改善できます。実際にわたしも今は安心して働けています。

【5ステップ】転職で人生を変えるまでの道のり

ここからは、わたしの体験をもとに、発達障害の女性が転職を成功させるための5ステップをお伝えします。

STEP1:自分の困りごとと得意なことを深く理解する

転職活動の最初のステップは、自分を深く理解することです。

診断を受けているかどうかに関わらず、まずは自分の特性を客観的に整理してみましょう。

わたし自身、1回目の転職では「なんとなくつらい」という状態でしたが、失敗を経験してから自己理解を深めることで、3回目は大成功できました。

困りごとを4つのカテゴリーで詳しく分析

下のチェックリストを使って、普段感じている困りごとを整理していきましょう。

① 人間関係・コミュニケーション

□ 雑談に入れない、話題についていけない
□ 相手の感情や表情を読み取るのが苦手
□ 報連相のタイミングがわからない
□ 「だいたい」「適当に」がわからない
□ 同僚との距離感がつかめない
□ 会議で発言するタイミングがわからない

② 業務の進め方

□ マルチタスクができない
□ 優先順位をつけるのが苦手
□ 曖昧な指示だと何をすればいいかわからない
□ ケアレスミスや忘れ物が多い
□ 段取りを立てるのが苦手
□ 突発的な業務に対応できない

③ 職場環境

□ 音や光、においが気になって集中できない
□ 人の多い場所にいると疲れる
□ 電話の音が苦手
□ オープンオフィスだと落ち着かない
□ 温度や湿度の変化に敏感
□ 人の視線が気になる

④ その他

□ 予定変更に対応できない
□ 新しいことを覚えるのに時間がかかる
□ 完璧主義で時間がかかりすぎる
□ 疲れやすくて集中力が続かない
□ 朝が苦手で遅刻しがち
□ ストレスを感じると体調を崩しやすい

得意なことや強みを具体的に見つける

困りごとだけでなく、あなたの強みも探してみてください。

こんな経験はありませんか?

□ 一人で集中する作業が得意で、質の高い成果を出せる
□ 決まったルーチンなら安心して、効率的にこなせる
□ 細かいところに気づくのが得意で、ミスを発見できる
□ 丁寧で正確な作業ができ、品質にこだわれる
□ 興味のあることは深く学べ、専門性を身につけられる
□ ルールを守るのが得意で、コンプライアンス意識が高い
□ 論理的に考えるのが好きで、筋道立てて説明できる
□ データや数字を扱うのが得意で、分析力がある
□ 創造性があり、アイデアを出すのが得意
□ 人の気持ちに共感でき、サポートが得意

「人に褒められたこと」「意外とラクにできたこと」「時間を忘れて取り組めること」なども思い返してみてください。

全て、転職活動で活かせる重要な強みになります。

小さなことでも、立派な強みです。背伸びせず、等身大の自分を大切にしてください。

強みと弱みの見つけ方

STEP2:働き方の選択肢を知って、自分に合う道を選ぶ

自分の特性が整理できたら、次はどんな働き方の選択肢があるかを知ることが大切です。

一般雇用か障害者雇用か:それぞれのメリット・デメリット

発達障害の診断がある場合は、一般雇用と障害者雇用の2つの選択肢があります。

一般雇用のメリット・デメリット

メリット:

  • 職種や企業の選択肢が圧倒的に広い
  • 給与面で条件の良い求人も多い
  • キャリアアップの道も豊富
  • 専門性を活かしやすい

デメリット:

  • 特性への配慮が受けにくい
  • 周りと同じパフォーマンスを求められる
  • 無理をして体調を崩すリスクが高い
  • 特性をカミングアウトしにくい

障害者雇用のメリット・デメリット

メリット:

  • 特性に応じた具体的な配慮を受けられる
  • 在宅勤務や時短勤務などの柔軟な働き方が可能
  • 無理をしなくても長期間続けられる
  • 理解のある環境で安心して働ける

デメリット:

  • 求人数が一般雇用より少ない
  • 給与水準が低めなことがある
  • キャリアアップが限定的な場合もある
  • 障害者手帳の取得が必要

わたし自身、一般雇用で失敗を経験したからこそ、障害者雇用の良さが実感できました。

診断を受けていない場合の働き方

「もしかして発達障害かも…」と思っている段階でも、一般雇用で働きやすい環境を見つけることはできます。

  • 在宅ワーク中心の職場:感覚過敏や通勤ストレスを軽減
  • 個人作業がメインの仕事:人間関係のストレスを最小限に
  • 理解のある上司がいる職場:多様性を受け入れる企業文化
  • 少人数の職場:アットホームで働きやすい環境
  • フレックスタイム制:自分のペースで働ける
  • ルーチンワーク中心:予測可能で安心できる業務
診断があってもなくても、自分に合った働き方を選ぶことが一番大切です。

STEP3:希望条件を整理して、妥協ラインを決める

一般的な転職条件(給与、勤務地、福利厚生など)に加えて、発達特性のある女性は以下の点も重視する必要があります。

発達障害女性が重視したい条件

ASD女性が重視したい条件

・指示の出し方(テキストメインだと◎)
・職場の雑音が少なく、集中できる環境
・人間関係が複雑でないこと
・暗黙のルールが少ないこと
・感覚過敏への配慮(照明、音、におい等)
・急な予定変更が少ないか

ADHD女性が重視すべき条件

・ミスをフォローする仕組みがあるか
・マルチタスクがあまり必要でないか
・集中しやすい環境があるか
・〆切の管理にサポートがあるか
・仕事内容に興味をもてるか

希望条件の整理ワークシート

次に、以下の項目を「絶対にゆずれない」「できれば叶えたい」「妥協できる」の3段階で整理してみましょう。

特性に関わる条件は「絶対」に分類することをおすすめします。

【勤務条件】

□ 雇用形態:正社員/契約社員/派遣/パート
□ 勤務時間:フルタイム/時短/フレックス/シフト制
□ 勤務場所:出社/在宅/ハイブリッド
□ 残業:なし/月10時間以内/要相談
□ 通勤時間:30分以内/1時間以内/制限なし

【職場環境】

□ オフィス:個室/少人数/オープン/在宅
□ 騒音レベル:静か/普通/にぎやか
□ 人数:少人数(10人以下)/中規模/大企業
□ 年齢層:同世代中心/幅広い年齢層
□ 職場の雰囲気:アットホーム/ビジネスライク

【業務内容】

□ 作業タイプ:個人作業中心/チーム作業/営業
□ コミュニケーション:最小限/適度/積極的
□ 指示の受け方:文書中心/口頭/両方
□ 専門性:ルーチンワーク/専門性重視/企画系
□ 責任の重さ:軽い/普通/重い

【待遇面】

□ 給与:最低○万円/希望○万円
□ 交通費:全額支給/上限あり
□ 休日:完全週休2日/月8日以上
□ 有給:取りやすい環境/普通
□ 福利厚生:重視する/こだわらない

わたしの場合、2回目の転職では「給与」や「立地」ばかり重視して、「職場環境」や「業務内容」を軽視していました。

3回目は「完全在宅」を絶対条件にしたことで、理想の職場に出会えました。

ここが明確になっていると、転職の軸がハッキリして、求人を選びやすくなります。

STEP4:転職活動で活用できるサポートを知って、自分に合う方法を選ぶ

転職活動では、情報収集と客観的なアドバイスが成功のカギとなります。

一人で進めず、様々なサポートを活用することで、より良い結果につながりやすくなります。

特に発達障害のある場合、特性を理解してくれるサポートを受けることで、ミスマッチを防ぐことができます。

転職活動で活用できるサポート一覧

① 転職エージェント
・求人紹介から面接対策まで総合サポート
・企業との条件交渉を代行
・発達障害専門のエージェントもある
② ハローワーク
・公的な就職支援で安心感がある
・障害者専門窓口では合理的配慮の相談も可能
・職業訓練で新しいスキルを身につけられる
③ 転職サイト
・自分のペースで求人検索ができる
・在宅ワークや障害者雇用の検索機能も充実
・スカウト機能で企業からのアプローチも
④ 発達障害者支援センター
・特性に応じた就労相談が受けられる
・地域の支援機関との連携がある
・就労移行支援事業所の紹介も
⑤ 就労移行支援事業所
・働くためのスキル訓練ができる
・企業実習で職場体験も可能
・就職後の定着支援もある

わたしの場合は転職エージェントが最も合っていましたが、あなたの状況や性格によって、最適な方法は変わります。

サポート先の選び方を詳しく書いている記事もあるので、よければ読んでみてください。

STEP5:応募・面接で自分らしさを伝えて、理想の職場に出会う

応募したい企業が決まったら、実際の選考を進めていきます。

事前に流れを知っておくことで、安心して進めることができます。

応募書類で特性を上手に伝える方法

応募書類では、あなたの特性をマイナスではなくプラスの要素として伝えることが大切です。

障害者雇用の場合

・診断名と主な特性を簡潔に書く
・「指示は文書でいただけるとありがたい」など具体的な配慮事項を書く
・これまでの工夫や対処法、成功体験も書く
・「配慮があれば長く安定して働ける」ことをアピール

一般雇用の場合

・診断名は書かず、「丁寧な作業が得意」「集中力がある」など強みとして表現
・「静かな環境でより力を発揮できます」など間接的に希望を伝える
・具体的な成果や実績を数値で示す
・継続性や責任感をアピール

応募書類は必ず第三者に添削してもらいましょう。

他の人の目でチェックしてもらうことで、より魅力的な書類に仕上がります。

応募書類の作り方と通過率を上げるコツ

面接は「お互いの相性を確認する場」

面接は「できる人を演じる」場ではなく、「お互いが合うかどうかを確認する」場です。

無理に背伸びせず、自然体で臨むことが大切です。

面接で大切なこと

  • 自分の特性を正直に、でもポジティブに伝える
  • どんな配慮があれば力を発揮できるかを具体的に説明
  • 職場環境について積極的に質問する
  • 無理をせず、ありのままの自分で臨む
  • 企業の理解度を見極める

面接でよくある質問と効果的な答え方

「転職理由は?」

❌「発達障害があって職場に馴染めず…」
⭕「より自分の強みを活かせる環境で長期的に貢献したくて」

「どんな配慮が必要ですか?」

❌「たくさんあって説明が難しくて…」
⭕「指示を文書でいただけると、より正確に業務を進められます」

「チームワークは大丈夫?」

❌「人間関係が苦手で…」
⭕「個人の作業を確実に行うことで、チームに貢献したいです」

「ストレス耐性はありますか?」

❌「ストレスに弱くて…」
⭕「自分なりのストレス管理方法を身につけており、長期的に安定して働けます」

わたしも最初は面接が怖かったですが、「自分を理解してくれる会社を見つける」と考えを変えたら気持ちが楽になりました。

面接を乗り切る準備と当日の工夫

内定後の重要な確認ポイント

内定が出たらホッとして承諾してしまいそうになるかもしれませんが、冷静に以下の点をしっかり確認しましょう。

必ず確認したいこと

  • 労働条件は希望通りか(勤務時間、給与、休日、残業等)
  • 配慮事項は正しく理解され、実行可能か
  • 面接での印象と実際の職場環境に違いはないか
  • 職場の雰囲気は本当に働きやすそうか
  • 上司や同僚との相性は良さそうか
  • なんとなくの違和感や不安はないか
  • 長期的に働き続けられそうか

「違和感がある」「条件が合わない」と感じたら、内定を辞退するのも一つの選択肢。

わたしも過去に、直感的に「ここは合わない」と感じて辞退したことがあります。

その判断が、後に理想の職場との出会いにつながりました。

失敗した2回目の転職では、面接から違和感があったのに、気づかないフリをしてしまいました。

転職成功のために覚えておきたい5つのポイント

転職活動を成功させるために、わたしの経験から学んだポイントをお伝えします。

完璧を求めすぎない

すべての条件が揃った「完璧な職場」を探す必要はありません。

60~70点の職場でも、今より働きやすければ十分成功です。

  • 「絶対に譲れない」条件が満たされていればOK
  • 100点を目指すより、長く続けられることを重視
  • 環境は入社後に少しずつ改善していくこともできる
  • 完璧主義は転職活動を長期化させるリスクがある

自分のペースで進める

転職活動は思っている以上に体力を使います。

無理をせず、自分のペースで進めることが大切です。

  • 疲れたら無理せず休憩を取る
  • 一度にたくさんの企業に応募しない
  • 家族や信頼できる人にサポートを求める
  • 小さな進歩も自分で褒める

「逃げ道」を作っておく

「転職に失敗したらどうしよう」という不安を軽減するため、事前に逃げ道も用意しておきましょう。

  • できれば今の仕事を続けながら転職活動をする
  • 最低限の生活ができる貯金を確保しておく
  • 派遣や契約社員から始めることも考える
  • 最悪の場合はまた転職活動をすればいいと考える

情報収集をする

転職先についてできるだけ多くの情報を集めることで、ミスマッチを防げます。

  • 企業のホームページや口コミサイトをチェック
  • 面接時に職場見学をお願いする
  • 同じ業界で働く人の意見を聞く

長期的な視点を持つ

転職は一度きりのイベントではなく、キャリアの長期的な戦略として考えるのが大切。

  • 今回の転職で全てを解決しようとしない
  • 次のステップも見据えた選択をする
  • スキルアップや成長の機会だと思う

よくある質問(FAQ)

Q. 診断を受けていないですが、障害者雇用に応募できますか?

A. 障害者雇用に応募するには障害者手帳が必要です。

診断を受けていない場合は、まず医療機関で診断を受けることから始めましょう。

ただ、一般雇用でも働きやすい環境は見つけられます。

障害者手帳の取り方

Q. 転職活動はどのくらいの期間がかかりますか?

A. 個人差がありますが、一般的に3~6ヶ月程度です。

発達障害の特性がある場合、条件に合う求人を見つけるのに時間がかかることもあります。

余裕を持ったスケジュールで進めるのがおすすめです。

Q. 面接で特性のことをどこまで話せばいいですか?

A. 障害者雇用の場合は、配慮が必要な点を具体的に伝えて大丈夫です。

一般雇用の場合は、強みとして表現したり、「こんな環境でより力を発揮できる」という形で間接的に伝えるのもひとつです。

配慮事項の伝え方

Q. 一般雇用か障害者雇用か迷っています。どちらを選べばいいですか?

A. まずはSTEP1で自分の特性を整理してから判断してみてください。

配慮なしでも働けそうな場合は一般雇用、配慮があった方が安心して働ける場合は障害者雇用を検討してみるのが◎。

迷ったら両方の求人を見て比較するのも一つの方法です。いつでも方向転換できるので、まずは自分が挑戦しやすい方から始めてみましょう。

Q. 年収ダウンしても転職すべきでしょうか?

A. 年収だけでなく、総合的な働きやすさで判断することをおすすめします。

一時的な年収ダウンでも、安定して長く働ける環境の方が、結果的に生涯年収は高くなることも多いです。

また、障害者雇用でも正社員登用制度がある会社もあります。

正社員登用されれば年収もアップすることが多いので、制度があるかをチェックしてみてください。

まとめ|あなたらしく働ける道は必ずある

今、「働きづらさ」を感じているなら、それは環境を変えるサインかもしれません。

転職は逃げではなく、「自分らしく働ける環境を選ぶ」前向きな選択です。

転職活動5ステップのまとめ

  1. 自分の困りごとと得意なことを深く理解する
  2. 働き方の選択肢を知って、自分に合う道を選ぶ
  3. 希望条件を整理して、妥協ラインを決める
  4. 転職活動で活用できるサポートを知って、自分に合う方法を選ぶ
  5. 応募・面接で自分らしさを伝えて、理想の職場に出会う

わたし自身、3回の転職を通して、仕事がつらいから楽しいに変わる体験をしました。

今では完全在宅で、自分のペースで働けて、年収も上がって、本当に満足しています。

あなたもぜひ、自分らしく働ける道を見つけてください。

小さな一歩から始めて、より働きやすい環境を手に入れましょう。

仕事選びで人生が変わります。最初の一歩を踏み出してみてくださいね。