ASDの人におすすめの資格7選|自分のペースで働き方を広げよう

しごとの悩み
人とのコミュニケーションが苦手で、面接でうまく自己アピールできない…私にはどんな仕事が向いているんだろう
空気を読むのが苦手だから、職場で浮いてしまいそう…でも何かスキルを身につけて、自信を持って働きたい

「みんなは普通にできることが、どうして私だけこんなに難しいんだろう」

そんな風に感じながらも、「自分らしく働ける場所を見つけたい」と思っているあなたへ。

ASD(自閉スペクトラム症)の特性があると、人間関係や職場環境で悩むことが多いですが、資格というツールを活用することで、新しい道が開けることがあります。

小さい頃から「まわりに合わせる」ことを頑張ってきた女性ほど、自分の得意なことを見つけるのが難しく感じるかもしれません。

でも、資格は「私にはこれができる」ということを、目に見える形で証明してくれる心強い味方です。

この記事では、ASD女性が無理なく取り組みやすく、実際の仕事につながりやすい資格を7つご紹介します。

この記事でわかること

  • ASD女性にとって働きやすい職種につながる資格
  • 資格選びで失敗しないためのポイント
  • 口頭でのアピールが苦手でも評価される方法
  • 自分に合った働き方を見つけるヒント
私自身もASDの診断があり、資格を活用して働きやすい環境を見つけた経験があります
この記事を書いた人
彩音

・ASD×ADHD(精神2級)(ASD寄り)
・双極性障害Ⅱ型
・公務員→障害者雇用→一般雇用→障害者雇用(現在)
・転職エージェント経由で完全在宅の転職に成功
・就労移行支援の利用も2回経験あり
・発達障害でも無理なく働くヒントを発信中。

ASD女性が資格を活用すべき理由

「なんとなく周りと違う」「人間関係がうまくいかない」そんな悩みを抱えている女性にとって、資格は特別な意味を持ちます。

口頭でのアピールが苦手でも「実力」を伝えられる

ASD女性によくある困りごとの一つが、面接や自己紹介で自分の良さをうまく伝えられないこと。

  • 「何を話していいかわからない」
  • 「相手の反応が読めなくて不安になる」
  • 「緊張すると頭が真っ白になってしまう」
  • 「謙遜しすぎて、できることをアピールできない」

でも、資格があれば履歴書や職務経歴書で「私にはこのスキルがあります」と明確に示せます

「普通」を演じなくても評価される分野がある

小さい頃から「普通」を演じることに疲れてしまった経験はありませんか?

資格を活かせる仕事の多くは、人間関係よりも「正確性」「専門性」「集中力」が評価される分野です。

ASD女性の特性が活かされやすい職場環境

  • 個人作業が中心で、マイペースで進められる
  • ルールや手順が明確で、曖昧な指示が少ない
  • 雑談や飲み会への参加が強制されない
  • 在宅ワークや時短勤務などの配慮が受けやすい

転職活動での選択肢が広がる

「私には何もできることがない」と思い込んでしまいがちですが、資格があることで応募できる求人の幅が確実に広がります

未経験可の求人ももちろんたくさんありますが、実際は資格やスキルを重視する企業も多く、配慮を受けながら安心して働ける環境を見つけやすくなります。

資格は「自信」にもつながります。小さな成功体験の積み重ねが大切ですね

資格選びで失敗しないための3つのポイント

せっかく頑張って勉強するなら、本当に役立つ資格を選びたいですよね。

ポイント①:実際の職場環境を想像してみる

資格を取ったあと、「どんな環境で働くことになるか」まで考えて選ぶことが大切です。

せっかく資格をとっても、実際の職場が自分の特性と合っていなければ、続けることが難しくなってしまいます。

ASD女性にとって負担になりやすい職種の例

  • 保育士:子どもの突発的な行動に対応しながら、保護者とも密に連携が必要
  • 看護師・介護士:チームワークや感情的なケアが重要で、ストレスの大きい環境
  • 営業系(宅建など):コミュニケーション能力や顧客対応が中心の業務

もちろん、これらの職種で活躍している女性もたくさんいます。

大切なのは、「あなたにとって合っているかどうか」という視点です。

ポイント②:求人数の多さをチェックする

どれだけ頑張って資格を取っても、求人が少なければ仕事に結びつきにくいのが現実です。

簡単にできる求人チェック方法

気になる資格名で、以下のサイトを検索してみてください:

特に「在宅勤務OK」「障害者雇用」の求人が多い資格は、ASD女性にとって働きやすい選択肢につながりやすいです。

ポイント③:「働きたい環境」から逆算して選ぶ

  • 「人間関係のストレスが少ない職場で働きたい」
  • 「在宅ワークができる仕事に就きたい」
  • 「マイペースで集中できる環境がいい」

このように、まず「理想の働き方」を考えてから、それに必要な資格を選ぶ方法もおすすめです。

資格はゴールではなく、「働きやすさにつながる手段」として考えてみてくださいね

ASD女性におすすめの資格7選

ここからは、ASD女性が無理なく取り組みやすく、実際の仕事に結びつきやすい資格を7つご紹介します。

  • 人間関係の負担が少ない
  • ルールや手順が明確
  • 個人作業が中心
  • 求人数が安定している

という4つのポイントを重視して選びました。

①MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

どんな資格?
WordやExcel、PowerPointなどの操作スキルを証明できる民間資格。事務職の基本スキルとして非常に人気です。

ASD女性におすすめする理由

  • パソコンでの個人作業が中心で、人との関わりが最小限
  • 求人票で「Excelが使える方歓迎」という条件をよく見かける
  • 在宅ワークの求人でも評価されやすい
  • 面接で具体的なスキルを説明しやすい

活かせる仕事
一般事務、データ入力、在宅ワーク、障害者雇用の事務職、経理補助など

私自身もMOSを持っていますが、どの面接でも「Excelはどの程度できますか?」という質問に対して、「MOSのExpertレベルを取得しています」と答えられるので、とても心強かったです。

②簿記(2級以上)

どんな資格?
会計・経理に必要な知識を学べる国家資格。ビジネスの基本が身につき、どの業界でも評価されます。

ASD女性におすすめする理由

  • 数字やルールが明確で、曖昧さが少ない分野
  • 正確性や集中力が重視され、ASDの特性が活かされやすい
  • 経理部門は比較的少人数で、落ち着いた環境が多い
  • 在宅勤務や時短勤務にも対応しやすい職種

活かせる仕事
経理事務、会計事務所、財務部門、税理士事務所アシスタントなど

③CAD(建築・機械系)

どんな資格?
設計図や図面をパソコンで作成するソフトウェアスキル。建築CAD、機械CADなど業界により分かれます。

ASD女性におすすめする理由

  • 完全に個人作業で、集中力を最大限活かせる
  • 細かい作業が得意な人に向いている
  • 在宅CADオペレーターの求人も豊富
  • 雑談や会議が少ない職場環境

活かせる仕事
建築設計補助、製図オペレーター、インテリア関係、在宅CAD業務など

私もCADの資格を持っていますが、一人で黙々と作業できる環境で、とても働きやすかった記憶があります。完成したときの達成感も大きいです。

④TOEIC(600点以上が目安)

どんな資格?
英語のリスニング・リーディング力を測るテスト。スコアで能力が明確に評価されます。

ASD女性におすすめする理由

  • 話すスキルより読む・聞くスキルが重視される
  • スコアという「見える実力」で評価してもらえる
  • 英文事務などは黙々とした作業が中心
  • 在宅ワークの翻訳業務にもつながる

活かせる仕事
英文事務、貿易事務、翻訳アシスタント、外資系企業の事務職など

⑤給与計算実務能力検定

どんな資格?
給与・社会保険・年末調整など、労務の基本知識を学べる実務向けの検定です。

ASD女性におすすめする理由

  • 決められたルールに沿って正確に処理する仕事
  • 法律に基づいた明確な基準があり、曖昧さが少ない
  • 人事部門は比較的安定した職場環境
  • 在宅勤務にも対応しやすい業務内容

活かせる仕事
人事労務事務、社労士事務所アシスタント、バックオフィス部門など

⑥通関士(国家資格)

どんな資格?
輸出入業務に必要な関税・貿易の法律知識を問う国家資格。専門性が高く、取得者が少ないため評価されやすいです。

ASD女性におすすめする理由

  • 論理的思考と正確な文書処理能力が重視される
  • 法律に基づいた明確なルールがある分野
  • 専門職として安定した需要がある
  • 人との交渉より書類業務が中心

活かせる仕事
通関業者、商社、貿易関連企業での事務職など

⑦登録販売者(国家資格)

どんな資格?
ドラッグストアなどで一般用医薬品を販売できる国家資格です。

ASD女性におすすめする理由

  • 医療系の中では比較的取得しやすい
  • バックヤード中心の職場を選べば接客の負担を軽減できる
  • 全国どこでも求人があり、安定している
  • パートタイムでも働きやすい

活かせる仕事
ドラッグストア、薬局、調剤薬局のスタッフ、医薬品の管理業務など

どの資格も、ASD女性の「正確性」「集中力」「責任感」という強みを活かせる分野です

 IT・Web系を目指すなら「実践重視」で

「人との関わりが少ない仕事がしたい」と考えて、IT・Web系に興味を持つ女性も多いと思います。

でも実は、IT系は「資格」より「実務スキル」が重視される世界なんです。

IT系の資格だけでは就職につながりにくい理由

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験

これらの資格は知識の証明にはなりますが、「未経験OK」の求人にはつながりにくいのが現実です。

IT業界では、「実際にどんなものを作れるか」「どんな作業ができるか」というポートフォリオ(制作実績)が最も重要視されます。

本気で目指すなら実践的な学習環境を選ぼう

就労移行支援事業所(障害者向け支援)

  • 無料または月数千円程度で通所可能
  • ASDの特性に配慮しながらWebスキルを学べるコースもある
  • 就職支援つきで、在宅勤務の求人紹介を受けられることも

職業訓練校(ハローワーク)

  • 無料または低価格で通える
  • Web・ITコースが多数あり、基礎から実践まで学べる

プログラミングスクール

  • 現役講師によるフィードバックとポートフォリオ作成サポート
  • 就職サポート付きのスクールもある

「学んで終わり」ではなく「働く」までの道筋を描こう

IT・Web系の仕事は、スキルがあれば在宅や業務委託でも働きやすい分野です。

だからこそ、以下の流れを意識することが大切:

  1. どこで学ぶか?
  2. どうやって実績をつくるか?
  3. どんな求人につなげられるか?
IT系は資格よりもスキル重視。でも身につければ、在宅ワークの可能性がぐんと広がります。

ITを学ぶのにおすすめな方法は、在宅でできるIT専門の就労移行支援です。

ほとんどの方が無料で利用でき、ITの知識も身に付き、就職支援もしてくれます。

「私には無理かも」と思わないで

「自分に合った働き方なんて見つからない」と諦めてしまう前に、まずは一歩踏み出してみませんか?

資格取得→転職活動→理想の職場という道筋は、決して不可能ではありません。

多くのASD女性が、自分に合った環境で活躍しています。

あなたの「やってみたい」という気持ちを、ぜひ大切にしてくださいね

まとめ:小さな一歩から、自分らしい働き方を

「人と違うから働けない」のではありません。

「人と違うからこそ、活かせる場所がある」んです。

まとめ:どの資格を選ぶか迷ったら、まずは相談を

「人と違うから働けない」のではありません。
「人と違うからこそ、活かせる場所がある」んです。

でも、7つの資格の中から「自分に一番合うもの」を選ぶのは簡単ではありませんよね。

そんなときは、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

あなたの特性や希望を聞いて、本当に役立つ資格を教えてもらえます。

そのうえで、資格勉強を始めるのが、一番ムダがなく効率的です。

↓で私のおすすめエージェントを紹介しているので、2~3社選んで相談してみてくださいね。

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