転職って、何度目でも迷いますよね。
わたしもこれまでに3回転職しました。
1回目と3回目は、転職エージェントを使って障害者雇用に。
どちらも希望に合った会社と出会えました。
でも、2回目に一般雇用に自力で転職したときは、正直うまくいきませんでした。
心も体も限界を感じて、結局は退職。
今回はそのときの失敗談を、正直に書いてみようと思います。

わたしの失敗体験が誰かの参考になればうれしいです。
公務員からの転職|「配慮されて働く」という選択
わたしが最初に転職を考えたのは、公務員として働いていたとき。
仕事は安定していて、周りからは「いい職場だね」と言われることも多かったけれど、自分の中ではずっと違和感やしんどさを抱えていました。
- だれにも相談できずに、仕事をひとりで抱えてミスばかり
- 周りに合わせてばかりで、気を抜く時間がない
- 休憩中の雑談や飲み会がつらい
- 空気を読みすぎて、帰るころにはぐったり
頑張ろうとしても空回りしてしまう日々に、「自分は仕事ができない」と何度も落ち込みました。
そしてだんだん心が限界に近づいていったとき、発達障害(ASD・ADHD)と診断を受け、そこで初めて病院で障害者雇用のことを教えてもらいました。

「配慮されて働くという選択肢もあるんだ」と思ったとき、少しだけ心が軽くなったのを覚えています。
dodaチャレンジに登録|「ここまでしてくれるんだ」と驚き
「配慮されて働く」という言葉を知ったものの、実際どう動けばいいのかはまったく分かりませんでした。
求人サイトを見ても、どれが自分に合っているのかなんて分からない。
履歴書も職務経歴書も、どう書けばいいのか分からない。
そんなときに見つけたのが、発達障害向けの転職エージェント「dodaチャレンジ」でした。
登録してすぐに担当者さんから連絡があり、はじめてのWEB面談。
このときの対応がとても丁寧で、安心したのを覚えています。
「急いで転職先を決めましょう」という雰囲気ではなく、何度も面談を重ねながら、わたしの特性や希望を聞いてくれました。
- 毎日人と会うとぐったりすること
- 空気を読むことにエネルギーを使いすぎること
- 在宅勤務ができれば安心して働けること
そういった話を、じっくり聞いてくれたのがありがたかったです。
「同じように悩んでいる人、実はけっこう多いですよ」と言ってもらえたときは、本当にほっとしました。
さらに、履歴書・職務経歴書の添削はもちろん、面接で障害のことをどう伝えるかも一緒に考えてくれました。
苦手なことばかり話すのではなく、「こういう配慮があれば前向きに働ける」と伝えることが大事ですよ、とアドバイスをもらい、実際に何度も練習をしました。
「就職活動ってこんな風にするんだな」と驚いたのを覚えています。
結果的に、在宅と出社を組み合わせたハイブリッド勤務の会社から内定をいただきました。
配慮事項も事前に企業へ共有されていたので、面接でも緊張しすぎることなく、自分の言葉で話せたと思います。

書類選考からスムーズに内定まで決まり、エージェントを使うってすごいな…と思いました。

「もっと頑張りたい」気持ちが大きくなった
dodaチャレンジ
のサポートを受けて転職した職場は、配慮もあり、とても働きやすい環境でした。
人間関係も落ち着いていて、在宅勤務もできて、安心して仕事ができていました。
でも、しばらく働くうちに、
「障害者雇用じゃなくても大丈夫そう」
「わたしってやっぱり普通なんじゃない?」
「みんなと同じように働いて、同じくらい稼ぎたい」
そんな気持ちが強くなっていきました。
そして、一般雇用での転職を決意。
このときは、「もう転職活動の流れは分かっているし、エージェントを使わなくても大丈夫」と思っていました。
履歴書の書き方も覚えたし、面接も経験済み。

でも、今振り返ると、大事なことを見落としていたように思います。
エージェントを使わず、自力で転職してみた
今回は自分ひとりでやってみよう。
そう思って、転職サイトに登録し、条件で絞って求人を検索。
「近所で通いやすい」「給与が高い」
――そんな基準で会社を選びました。
当時は、それで十分だと思っていたし、どんな会社でも大丈夫なんじゃないかと思っていました。
でも、今振り返ると、仕事内容の中身や職場の雰囲気、配慮があるかどうかなんて、まったく考えていませんでした。
面接では「未経験でも大丈夫ですよ」と言われたので、安心して入社したけれど――
実際は、最初から高度な業務を求められ、スピードも早く、説明も複雑。
指示が一度で理解できず、確認をすると嫌な顔をされる。
周りはどんどん作業を進めていくのに、わたしだけが取り残されているような感覚がありました。
そして、この職場で働くうちに、はじめて「APD(聴覚情報処理障害)」だと分かりました。
聞き取りにくさがずっとあったことに、自分でもようやく気づけたんです。
そこで、思い切って会社にカミングアウトをしました。
でも――
結果的に、配慮は得られず、むしろそれがきっかけで噂が広まり、孤立してしまいました。

このあたりの話は、別記事「カミングアウトに失敗した話」にも詳しく書いています。
仕事内容そのものもつらかったけれど、毎日のランチタイムでの雑談についていけない苦しさや、常に気を張っていなければならない職場の空気に、どんどん疲れていきました。
心も体も限界に
- 朝起きるのが怖い
- ごはんの味がしない
- 眠りが浅くなり、夜中に何度も目が覚める
- 仕事のことを考えると涙が出る
そんな日々が続いて、ある日ついに早退。
病院で「適応障害」と診断され、そのまま退職することになりました。
「転職に失敗した」
――そのことが、重くのしかかりました。
でも、原因は明らかでした。
自分に合う職場かどうかという視点が全く足りていなかった。
そして、エージェントという第三者のサポートを受けなかったことで、ミスマッチが起きてしまった。

そんなふうに、あとから気づいたんです。
再びエージェントを利用|やっぱり、一人じゃきつかった
退職してからしばらくは、気力がわきませんでした。
「また転職活動か…」「また失敗したらどうしよう」
そう思うと、なかなか動き出せませんでした。
でも、少しずつ気持ちが落ち着いてくる中で、ふとこう思いました。
「やっぱり、配慮のある環境で働きたい」
「もう一度、障害をオープンにして働いてみよう」
いくつかの転職エージェントに登録し、担当者さんとの相性が良かった「atGP」という転職エージェントをメインに。
面談では、これまでの失敗も否定せず、ゆっくり話を聞いてくれました。
- 一般雇用でどんなことがつらかったか
- カミングアウトがうまくいかなかった理由
- どんな働き方なら、自分らしくやっていけそうか

「その経験、無駄じゃないんですよ」と言ってもらえたとき、なんだか心が少し軽くなった気がしました。
今度は「完全在宅」の仕事を希望
前回の反省もあって、今回は“完全在宅”を希望条件に入れてもらいました。
毎日出社して、雑談に気を使って、緊張しながら過ごすのは、やっぱりつらいなと思ったからです。
担当の方は、わたしの希望や苦手をしっかり受け止めてくれて、会社に対して事前に配慮事項を伝えてくれました。
- 耳からの処理に時間がかかること
- 指示は口頭よりも文章の方が安心できること
- 勤務中の雑談が負担になること
自分で言葉にしづらい部分も、代わりに丁寧に伝えてもらえたのが本当にありがたかったです。
その結果、完全在宅勤務OK・業務内容も自分の特性に合った会社から内定をもらうことができました。
今もその会社で、無理なく働き続けられています。

少し遠回りしてしまったけれど、やっと自分に合う会社に出会うことができました。

2回のエージェント利用で感じたちがい
これまでに、dodaチャレンジとatGP、2つの転職エージェントを利用しました。
どちらも親切で、しっかりサポートしてくれたのですが、自分の状態や経験のちがいによって、エージェントとの関わり方にも変化があったと感じています。
はじめての転職(dodaチャレンジ)のときは…
とにかく何もわからない状態。
「障害者雇用って何?」「どう伝えればいいの?」というところからのスタートでしたが、担当者さんが1から10まで全部サポートしてくれる感じで、安心感が大きかったです

言われたとおりに進めていけばよかったので、気持ち的にもとても助かりました
3回目の転職(atGP)のときは…
- 失敗経験があったぶん、自分の苦手がハッキリしていた
- 「こういう会社は避けたい」「完全在宅で働きたい」など、希望が明確になっていた
こういうこともあり、面談では、自分の言葉で希望を伝えることができて、やり取りもより深くなった印象でした。
同じ「転職エージェントを使う」でも、自分の経験値や自己理解が深まっていると、サポートの受け方も変わるんだなと感じました。
その結果、3回目の転職では
- 仕事内容
- 働き方(完全在宅)
- 配慮の内容
- そして年収(※1回目より270万円アップ!)

すべてにおいて納得のいく転職ができたと思っています。
わたしが転職エージェントをおすすめする理由
2回の転職エージェント利用と、1回の“エージェントなし転職”を経験して、エージェントは頼れる“伴走者”のような存在だと思っています。

ここでは、わたしが転職エージェントをおすすめする理由を4つにまとめてみました。
① ミスマッチを防げる
自分ひとりで求人を探していると、どうしても表面的な条件だけで判断しがちです。
「近い」「給与が高い」「未経験OK」――そういった言葉を信じて選んだ会社が、
実はまったく合っていなかった、というのはよくあること。
エージェントは、企業の内情や雰囲気まで知ったうえで、マッチする会社を紹介してくれます。
これは、実際に失敗してみて、いちばん大きく感じたポイントでした。
② 配慮事項を事前に伝えてもらえる
「障害についてどう話せばいいか分からない」
「面接で空気を悪くしないか心配」
そんな不安があっても、エージェントが事前に企業へ配慮事項を伝えてくれることで、面接がぐっとラクになります。
実際にわたしも、面接の場で変に緊張せず、自分の言葉で話すことができました。
③ 客観的なアドバイスがもらえる
転職活動をしていると、視野が狭くなったり、「もっと頑張れるかも」と無理をしがちです。
でもエージェントは、自分にとって無理のないラインを一緒に考えてくれます。
「それ、ちょっと背伸びしすぎかも」
「この会社の方があなたには合っていそう」
そんなふうに、冷静なアドバイスをくれるのが心強かったです。
④ 一人じゃないという安心感
履歴書の添削、面接練習、企業とのやり取り、内定後のフォローまで。
エージェントは最初から最後まで伴走してくれます。
面接に同席してくれたり、内定辞退を代わりに伝えてくれたりすることも。
自分ひとりで手探りしていたときとはちがって、「困ったら相談できる人がいる」安心感が、いちばん心に残っています。
転職エージェントを使っても、失敗することはある?
ここまで読んでいくと、「じゃあ、エージェントを使えば絶対に成功するの?」と思う人もいると思います。
正直に言うと、エージェントを使っても、失敗することはあります。

でも、それでも「自力で転職するより、成功する確率はずっと高い」と思っています。
失敗を防ぐためのポイント
エージェントにまかせきりにするのではなく、こちらからもしっかり準備しておくことが大切です。
- 複数のエージェントに登録して比較する
- 担当者との相性を重視する
- 自分の希望をはっきり言語化して伝える
- 紹介された求人に対して、遠慮せず質問・相談する
もう絶対に失敗したくないと思った、3回目の転職はこの点を意識して臨みました。
結果、希望の働き方・配慮・年収すべてに満足できる転職が実現できたんだと思います。
エージェントも人間なので、合う・合わないはあります。
でも、合う担当者と出会えたとき、転職の心強いパートナーになってくれるのは間違いありません。

わたしの場合は、2回とも一番相性が良かった担当者さんのエージェントで内定が決まりました。
よくある質問|転職エージェントについての疑問に答えます
ここでは、転職活動やエージェントの利用にまつわるよくある不安や疑問について、わたしの実体験をふまえてお答えします。
Q1. 転職に失敗した経験があっても、エージェントに相談できますか?
A. 大丈夫です。むしろ、正直に話してよかったと思っています。
わたし自身、2回目の転職でうまくいかなかったことを正直に伝えましたが、担当の方は否定せず、むしろ「その経験を活かして、今回は成功させましょう」と前向きに対応してくれました。
失敗したことがあるからこそ、どんな環境が自分に合わないのか、どんな配慮が必要なのかが明確になることもあります。
Q2. 一般雇用から障害者雇用に戻るのは、印象が悪いですか?
A. そんなことはありません。「自分に合った働き方を選んだ」という前向きな説明でOKです。
一般雇用での経験があることで、「やっぱり配慮が必要だと分かった」と説明できるし、その経験が無駄になることはないと思います。
エージェントも、そういった経緯を一緒に整理してくれます。
Q3. 転職回数が多いと、不利になりますか?
A. 回数そのものより、「なぜ転職したのか」「今度はどんな働き方をしたいか」が大切です。
わたしも転職回数は多い方だと思いますが、担当者と一緒に“納得できる理由”を考えて伝えることで、内定をいただくことができました。
無理に取り繕う必要はありません。
「過去を活かして、次をどう選ぶか」が見られていると思います。
まとめ|転職に迷ったら、まず相談してみて
わたしの転職は、決して順調な道のりではありませんでした。
エージェントを使ってうまくいったこともあれば、自力で転職して失敗し、心も体も限界を迎えてしまったこともあります。
でも、その失敗があったからこそ、「自分にはどんな働き方が合っているのか」をはっきり知ることができました。
そして、自分に合った環境に出会うことができました。

あなたもきっと、自分にピッタリの会社を見つけることができます。
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