【ADHD×女性】もう仕事で消耗したくない!ラクに働くための5つの工夫

しごとの悩み
今日も仕事から帰ったらぐったり…
なんで、こんなに疲れるんだろう
ミスばっかりして、自己嫌悪で疲れる…
みんなはどうして普通にできるの?

そんなふうに感じたことはありませんか?

ADHD(注意欠如・多動症)の女性は、普通に働くだけでも人一倍エネルギーを消耗しがちです。

  • うっかりミスや忘れ物が多い
  • 集中が続かず、すぐに気が散ってしまう
  • 締め切りを忘れてしまって、焦ることが多い
  • 頭の中がいつもごちゃごちゃで、整理がつかない

この記事では、ADHD女性がラクに働くための5つの具体的な工夫をご紹介します。

「毎日疲れ切ってしまう」「自分を責めてばかりで辛い」という方も、きっと「これなら試せそう!」と思える方法が見つかるはずです。

苦手を無理に克服しようとするより、「頑張らない工夫」をする方が、ずっとラクに働けます
この記事を書いた人
彩音

・ASD×ADHD(精神2級)(ASD寄り)
・双極性障害Ⅱ型
・公務員→障害者雇用→一般雇用→障害者雇用(現在)
・転職エージェント経由で完全在宅の転職に成功
・就労移行支援の利用も2回経験あり
・発達障害でも無理なく働くヒントを発信中。

なぜADHD女性は、普通の仕事でもぐったり疲れるのか

まず、なぜADHD女性が疲れやすいのか、その理由を理解しておきましょう。

脳と心にかかる負担が人より大きい

ADHD女性が疲れやすいのは、脳と心にかかる負担が大きいからです。

脳の負担

  • 注意が散りやすく、集中を保つだけでエネルギーを使う
  • 頭の中が常にフル回転で、脳が休まらない
  • 複数のことを同時に処理するのが苦手なのに、無理をしてしまう

心の負担

  • うっかりミスや忘れ物で、自己嫌悪やストレスがたまる
  • 感情の波が大きく、落ち込みやすい
  • 「また失敗した」「迷惑をかけた」という罪悪感

「普通にできない自分」を責めてしまう

さらに、ADHD女性は自分を責めがちです。

  • 「みんなは普通にできているのに…」
  • 「もっとちゃんとしなきゃ」
  • 「次は絶対に完璧にやらなきゃ」

この自分を責める気持ちが、実は一番の疲労の原因になります。

思ったことをつい口にしてしまい、「場がしらけたかも…」「余計なことを言ったかな…」と反省することも。

こうした精神的な消耗も、疲れやすさにつながります。

でも大丈夫。理由がわかれば、対策も見えてきます

ラクに働くための5つの工夫

ここからは、ADHD女性がラクに働くための具体的な工夫をご紹介します。

どれも「頑張らない」ことがポイント

無理をせず、自分の特性に合わせた方法を試してみてください。

① メモ・アラーム・ToDoで「忘れやすさ」を補う

ADHD女性の大きな悩みのひとつが、うっかりミスや忘れ物の多さです。

  • 書類を提出し忘れる
  • 会議の予定をうっかりスルー
  • 必要なものをカバンに入れ忘れる
  • 言われたことを数分後には忘れている

こうした小さな失敗が積み重なると、自己嫌悪でぐったりしてしまいます。

でも、「覚えておこうとしない工夫」を取り入れるだけで、消耗はぐっと減ります。

具体的な工夫例

時間管理

  • スマホのリマインダーやアラームで重要な予定を通知
  • 「会議の10分前」「終業1時間前」などにアラーム設定
  • カレンダーアプリで予定を視覚化

タスク管理

  • 仕事はToDoリストに書き出して、終わったら消す
  • ポストイットやホワイトボードで、目に入る場所にメモ
  • 「今日やること」「明日やること」を分けて整理

忘れ物防止

  • 忘れやすい物は、玄関やカバンの中に定位置を決める
  • 前日の夜に翌日の準備をする習慣
  • 「持ち物チェックリスト」を作って確認

私も、頭の中だけで覚えておこうとするのをやめて、スマホ+紙メモの二刀流にしただけで、心がすごく軽くなりました。

「覚えておかない仕組み」を作ることは、自分を守る大切な工夫です

② 仕事を小分けにして、短時間で集中する

ADHD女性は、長時間同じ作業を続けるのが苦手です。

  • さっき始めた作業なのに、もう気が散って別のことを考えてしまう
  • 机に座っていても、ついスマホや別の資料に目がいってしまう
  • 大きなタスクを見ると、やる気がなくなってしまう

でもこれは、集中力がないわけではなく、長時間型ではないだけです。

短時間なら、びっくりするほどの集中力を発揮できることがあります。

短時間集中の工夫

作業の小分け

  • 大きなタスクを小さな作業に分解する
  • 「資料作成」→「構成を考える」「データを集める」「文章を書く」など
  • 1つずつ片付けて、小さく達成感を味わう

時間を区切る

  • 「25分集中→5分休憩」のポモドーロ法を試す
  • タイマーやスマホアプリで、時間を意識する
  • 「今から15分だけ集中する」と自分に宣言

環境を整える

  • 集中するときはスマホを見えない場所に置く
  • 机の上を片付けて、気が散る要素を減らす
  • BGMやホワイトノイズで集中しやすい環境を作る

私も、作業を大きなかたまりで考えていたころは、「やらなきゃ」と思うだけで疲れてしまっていました。

でも、5分・10分だけ集中する作戦に変えてから、少しずつ達成感が積み重なるようになりました。

短く集中して、こまめに休む。これだけで、ぐったり疲れる日が減っていきます

③ 報連相はハードルを下げて習慣化

ADHD女性は、報連相が苦手なことがよくあります。

  • 「怒られたらどうしよう」と思うと声をかけられない
  • 仕事が終わってから「やっぱり報告すればよかった」と反省する
  • 後回しにしているうちに、ミスやトラブルにつながる
  • 報告しようと思っていたことを忘れることもある

私も、報連相を後回しにした結果、「なんで早く言わないの?」と言われて落ち込んだことが何度もあります。

でも、報連相は完璧じゃなくていいんです。

報連相をラクにする工夫

方法を選ぶ

  • 声をかけにくいときは、メールやチャットで先に伝える
  • 「○○の件で相談があります。お時間のあるときに声をかけてください」
  • 一対一が苦手なら、朝礼や定例会議で報告

タイミングを決める

  • 1日の終わりに「まとめて報告」をルールにする
  • 事前に「今日はここまで進めます」と宣言しておく
  • 困ったときは「5分以内に相談する」と決める

内容を簡潔に

  • 「結論+理由」の2行で十分
  • 詳細は聞かれたら答える
  • 「短く・早く・気軽に」を心がける

これなら、小さな一歩からでも報連相が始められます。

最初は短い文章だけでもOK。

少しずつ慣れていけば、報連相のストレスはどんどん減ります。

報連相のハードルを下げるだけで、ミスも疲れも減ります

④ 先に「自分に合うやり方」を職場に伝える

ADHD女性は、自分だけで頑張ろうとして消耗してしまうことがよくあります。

でも、周りの人は意外と、「どうサポートすればいいのか分からない」だけのことも多いです。

そこでおすすめなのが、先に自分に合うやり方を伝えてしまうこと。

軽くオープンにするだけで、ぐっと働きやすくなります。

伝え方の例

忘れやすいことへの対応

  • 「言われたことを忘れやすいので、メールやチャットでの連絡がありがたいです」
  • 「重要なことは、後で確認のメールをいただけると助かります」

作業スタイルについて

  • 「マルチタスクが苦手なので、優先順位を確認させてください」
  • 「集中して取り組みたいので、まとまった時間をいただけると効率的です」

スケジュール管理について

  • 「締め切りを小分けにしてもらえると助かります」
  • 「急な予定変更は少し混乱するので、できれば事前に教えてください」

こうした伝え方は、特性を言い訳にするのではなく、働きやすくする工夫です。

そして、サポートしてもらったら必ず「ありがとうございます」と感謝を伝えることも大切。

頼られて感謝を伝えられると、相手はうれしい気持ちになります。

先に伝えることで、味方は必ず増えます。頼ることも、立派な働く力のひとつです。

⑤ 疲れにくい環境を積極的に選ぶ

最後は、根本的に疲れにくい環境を選ぶという工夫です。

ADHD女性は、環境によって疲れやすさが大きく変わります。

疲れやすい環境の特徴

  • 常に騒がしく、集中できない
  • マルチタスクが当たり前で、次々に仕事が降ってくる
  • 細かいルールや手順が多すぎる
  • 人間関係が複雑で、気を遣うことが多い
  • 長時間労働が当たり前

疲れにくい環境の特徴

  • 静かで集中しやすい
  • 一つずつ仕事に取り組める
  • ある程度自分のペースで進められる
  • 人間関係がシンプル
  • 在宅勤務やフレックスなど、柔軟な働き方ができる

環境を変える工夫

今の職場での工夫

  • 静かな席への移動をお願いする
  • 集中したいときは「集中タイム」を設ける
  • 在宅勤務の機会があれば積極的に活用する
  • 残業を減らして、疲れ切る前に帰る

部署や職種の見直し

  • 一人作業中心の部署への異動を希望する
  • 自分の特性に合った職種を検討する
  • 時短勤務制度があれば利用を検討する

環境を変えることで、無理をしなくても自然と働きやすくなります。

環境を変えることは逃げじゃありません。自分に合う働き方を選ぶことは、長く続けるための大切な工夫です。

プライベートでの疲れ対策も大切

仕事での工夫と合わせて、プライベートでの疲れ対策も重要です。

心と体を休める工夫

帰宅後のルーティン

  • 帰ったらまず15分間、何もしない時間を作る
  • お風呂にゆっくり浸かって、頭の中をリセット
  • 好きな音楽を聞いたり、アロマを焚いたりしてリラックス

週末の過ごし方

  • 予定を詰め込みすぎず、ゆったりとした時間を確保
  • 自分の好きなことに没頭する時間を作る
  • 散歩や軽い運動で、気分転換を図る

睡眠の質を上げる

  • 就寝時間を一定にして、生活リズムを整える
  • 寝る前はスマホを見ない時間を作る
  • 寝室を暗く、静かにして、良質な睡眠を確保

自分を責めない思考の工夫

ADHD女性は、自分を責めがちです。でも、その思考パターンを少し変えるだけで、心がぐっとラクになります。

思考の切り替え方

  • 「また失敗した」→「次はこう工夫してみよう」
  • 「私はダメだ」→「特性があるから、工夫が必要なだけ」
  • 「完璧にできない」→「60%できれば十分すごい」

小さな成功を積み重ねる

  • 今日できたこと、頑張ったことを3つ挙げる
  • 工夫がうまくいったときは、自分を褒める
  • 完璧じゃなくても、「今日も一日お疲れさま」と自分をねぎらう
仕事だけでなく、プライベートでも自分を大切にすることが、長く働き続ける秘訣です

まとめ:自分を責めるより、「頑張らない工夫」を

ADHD女性は、仕事でも日常でも、うっかりや集中力の問題から「私ってダメだな…」と落ち込みがちです。

でも、無理に完璧を目指さなくても大丈夫。

大切なのは、自分を責める代わりに、工夫して働きやすくすることです。

ラクに働くための5つの工夫

  1. メモ・アラーム・ToDoで「忘れやすさ」を補う
  2. 仕事を小分けにして、短時間で集中する
  3. 報連相はハードルを下げて習慣化
  4. 先に「自分に合うやり方」を職場に伝える
  5. 疲れにくい環境を積極的に選ぶ

どの工夫も、すぐに完璧にできる必要はありません。

まずは一つだけ、試しやすいものから始めてみてください。小さな工夫の積み重ねが、ぐったり疲れる毎日を少しずつ変えていきます。

そして何より大切なのは、「自分はこれでいい」と思えること

ADHD女性には、集中力の高さ、創造性、行動力など、たくさんの素晴らしい特性があります。

苦手なことを無理に克服しようとするより、得意を活かして工夫する方がずっとラクです。

自分を責めないで、工夫して働くことが一番の力になります。あなたらしく、無理なく働けるようになりますように。
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