
でも私には無理かも…
大企業に転職したいけれど、
「精神障害は障害者雇用でも就職しづらい」
「経歴が立派じゃないから私には無理」
そんな風に諦めていませんか?
私は現在、上場企業で障害者雇用として働いています。以前は地元の中小企業で働いていましたが、転職して明らかに働きやすくなりました。
この記事では、実際に中小企業から大企業に転職した私の体験談をもとに、大企業の障害者雇用で働くリアルなメリットと、転職を成功させるポイントをお伝えします。
この記事でわかること
- 大企業の障害者雇用で働くリアルなメリット8選
- 中小企業と大企業の障害者雇用の違い
- 障害者雇用で人気の大企業20選
- 大企業の障害者雇用求人を見つける方法
- 転職を成功させるための具体的なステップ

障害者雇用の現状を知っておこう
まず、障害者雇用の現状について簡単に説明します。これを知ることで、なぜ大企業がおすすめなのかがより理解できます。
法定雇用率は段階的に上昇中
企業には障害者を一定割合雇用する義務があり、この法定雇用率は段階的に引き上げられています。
法定雇用率の変遷
- 2023年まで:2.3%
- 2024年4月から:2.5%
- 2026年7月から:2.7%(予定)
つまり、企業はこれからもっと多くの障害者を雇用する必要があり、求人は今後も増えていく見込みです。
企業規模による雇用率の違い
実際のデータを見ると、企業規模が大きいほど障害者雇用が進んでいることがわかります。
| 企業規模 | 実雇用率 | 法定雇用率達成割合 |
|---|---|---|
| 1000人以上(大企業) | 2.92% | 76.6% |
| 500-1000人未満 | 2.43% | 62.5% |
| 300-500人未満 | 2.20% | 52.9% |
| 100-300人未満(中小企業) | 1.98% | 51.7% |
| 45.5-100人未満(中小企業) | 1.84% | 45.8% |

障害別の平均給与
企業規模が大きくなるほど、障害者の平均給与も高くなる傾向があります。
| 企業規模 | 身体障害者 | 知的障害者 | 精神障害者 |
|---|---|---|---|
| 1000人以上 | 約26万円 | 約15万円 | 約18万円 |
| 500-1000人未満 | 約24万円 | 約13万円 | 約16万円 |
| 100-500人未満 | 約22万円 | 約12万円 | 約14万円 |
| 100人未満 | 約20万円 | 約11万円 | 約13万円 |
大企業が障害者雇用に積極的な理由
なぜ大企業は障害者雇用に力を入れているのでしょうか。理由を知ることで、転職活動にも活かせます。
1. 法的義務と経済的メリット
- 法定雇用率の達成義務:未達成だと納付金を支払う必要がある
- 調整金の受給:法定雇用率を超えて雇用すると調整金がもらえる
- 助成金制度:作業施設や設備の整備に助成金が出る
2. 企業イメージと社会貢献
- CSR(企業の社会的責任)の一環として
- ダイバーシティ経営のアピール
- 社会貢献企業としてのブランドイメージ向上
3. 優秀な人材の獲得
実は、障害者の中には専門的なスキルを持つ優秀な人材がたくさんいます。大企業はそれを理解しているんです。

【実体験】大企業の障害者雇用で働く8つのメリット
実際に中小企業から大企業に転職して感じた、働きやすさの違いを8つご紹介します。
1. 障害への理解が段違い(多くの実績による安心感)
大企業は既に多くの障害者の方が働いているため、障害への理解が深く、配慮のノウハウが蓄積されています。
- 発達障害の特性について理解してもらえる
- 「どんな配慮が必要か」を具体的に相談できる
- 過去の事例をもとに、適切な配慮を提案してもらえる
- 障害についての偏見がない
中小企業時代:発達障害について理解してもらえず、「努力不足」と言われる
大企業転職後:障害について説明すると「どんな配慮があると働きやすいですか?」と聞いてくれる
2. 優しい障害者チーム(共通の困難さからの結束)
障害者チームのみんなは、背景に困難さがあるという共通点からか、とても優しい人が多いんです。
- お互いの特性を理解しようとしている
- 体調が悪い時は自然にフォローしてくれる
- 「今日調子どう?」と声をかけ合う文化がある
- 仕事のコツや工夫を教え合える

中小企業で感じていた孤独感が、ここではまったくありません。
3. 一般社員の偏見のなさ(教育が行き届いている)
大企業では障害者雇用の教育が行き届いているため、一般雇用の社員の方も偏見なく接してくれます。
- 変な目で見られることがない
- 「障害者だから仕方ない」ではなく、一人の同僚として接してくれる
- 困った時は自然に手を差し伸べてくれる
- 障害について質問されても、興味本位ではなく理解しようとする姿勢
4. 体調の波への配慮システム(柔軟な業務調整)
発達障害の方の多くが経験する「体調の波」に対して、非常に理解があり、柔軟な対応をしてくれます。
私の会社での配慮例
- 体調がすぐれない時は簡単なデータ入力業務に変更
- 集中できない日でも在宅勤務で安心
- 感覚過敏がひどい時は自宅の静かな環境で作業
- 通院日は時間休暇を取りやすい
- 残業は基本的になし(体調管理を優先)
- 急な体調不良での早退も理解してもらえる
- 完全在宅勤務で通勤ストレスがゼロ

5. 在宅勤務の仕組み(すでに整った環境)
私は現在、完全在宅勤務で働いていますが、これが発達障害の特性にとても合っています。
- 在宅勤務用のシステムが完備されている
- セキュリティ対策もしっかりしている
- オンラインでも同僚とのコミュニケーションが取りやすい
- 感覚過敏への配慮として自然に受け入れられる
- 通勤ストレスが完全にゼロ
6. 契約社員→正社員ルート(キャリアアップの道)
私は契約社員からスタートして、1年後に正社員に登用されました。
大企業には明確な正社員登用のルートがあり、頑張りが評価される仕組みがあります。
- 正社員登用の基準が明確
- 上司からのフィードバックが定期的にある
- スキルアップの機会も提供される
- 障害があることがハンデにならない
7. 正社員並みの待遇(給与テーブル、ボーナス、福利厚生)
正社員になってからは、給与テーブルも正社員のものに変わり、待遇面でも大きく改善されました。
私の場合の比較
- 基本給:中小企業 18万円 → 大企業 24万円
- ボーナス:なし → 年2回(計3ヶ月分)
- 有給:10日 → 20日
- 福利厚生:最低限 → 充実
8. 働きやすさによる高い定着率
大企業の障害者雇用は働きやすさから、やめる人が非常に少ないです。
1年後の職場定着率(企業規模別)
- 1000人以上の企業:65.8%
- 500-1000人未満:62.4%
- 100-500人未満:60.1%
- 100人未満:56.7%
私の部署では、過去3年間で退職者は1名のみで、その方も介護での退職でした。

障害者雇用で狙い目の大企業25選
実際に障害者雇用に積極的な大企業を、「人気企業」と「穴場企業」に分けてご紹介します。
人気の大企業(競争率高め)
転職エージェントでもよく紹介される人気企業です。
IT・通信系
- NTTドコモ – 在宅勤務制度が充実、発達障害への理解も深い
- 富士通 – 特例子会社も含め障害者雇用の実績が豊富
- NEC – テクノロジーを活用した配慮が特徴
- ソフトバンク – 多様性を重視した採用方針
金融系
- 三菱UFJ銀行 – 安定した雇用環境と充実した研修制度
- みずほ銀行 – 障害者雇用の歴史が長く、ノウハウが蓄積
- 三井住友銀行 – 事務職を中心とした安定した業務
製造業
- トヨタ自動車 – 製造業界では最大規模の障害者雇用
- パナソニック – 特例子会社での雇用実績が豊富
- ソニー – クリエイティブな職場環境

穴場の大企業(狙い目)
知名度の割に障害者雇用の環境が整っていて、競争率も比較的低めな企業です。
BtoB企業(知名度は低いが安定している)
- 日本電産 – モーター製造世界大手、技術系障害者雇用に積極的
- 村田製作所 – 電子部品大手、在宅勤務制度が充実
- キーエンス – 計測機器メーカー、高待遇で有名
- ファナック – 産業用ロボット大手、製造業でありながら事務職も多い
インフラ系(安定性抜群)
- 東京ガス・大阪ガス – 地域密着で転勤も少ない
- 関西電力・東北電力 – 電力会社は意外と穴場
- NEXCO各社 – 高速道路会社、全国展開で地方求人も
意外な業界の大手
- 花王 – 消費財メーカー、研究職での障害者雇用も
- アサヒビール・キリン – 飲料業界、地方工場での雇用も
- JT(日本たばこ産業) – 事務系職種が豊富
特例子会社が充実している企業
- 三菱商事太陽 – 三菱商事の特例子会社
- ソニー・太陽 – ソニーの特例子会社、歴史が長い
- キヤノン特選工業 – 製造から事務まで幅広い職種
地方本社の大企業
- イオン九州・イオン東北 – 地方のイオン系列
- ヤマダホールディングス – 群馬本社、家電量販店大手
- しまむら – 埼玉本社、アパレル大手

【実体験】転職回数が多くても大企業に内定できた話
「転職回数が多いから大企業は無理」と思っている方に、私の実体験をお話しします。
私の学歴・経歴
私の経歴は決してキラキラしたものではありません。
- 地方私立大学卒業(難関大学ではない)
- 前職は地元の中小企業(従業員50名程度)
- 特別なスキルや資格もなし
- 転職回数は3回と多め
一般雇用だと、大企業の書類選考すら通らないと思います。
大企業の障害者雇用で重視されるポイント
転職エージェントの担当者から教えてもらったのは、障害者雇用では「継続性」と「人柄」が重視されるということでした。
大企業の障害者雇用で採用されやすい人の特徴
- 障害の自己理解ができている
- 配慮事項を適切に伝えられる
- 体調が安定しており、長期勤続の意欲がある
- 社会人マナーやコミュニケーション能力がある
- 転職理由を論理的に説明できる
- 業務に必要な基本的なスキルがある
転職回数が多くても評価されたポイント
私の場合、転職回数の多さは確かにマイナス要因でしたが、しっかりとした理由と今後の展望を説明することで克服できました。
転職理由の説明方法:
- 1社目:「発達障害の診断前で、自分に合わない環境だと気づかずミスマッチが起きた」
- 2社目:「障害者雇用で配慮を得られており順調に働けたが、時短勤務だったため、フルタイムで働きたいと思った」
- 3社目:「障害者雇用ではなかったため、適切な配慮を受けられなかった」
評価されたポイント:
- 自分の特性を理解し、対処法を身につけている
- 過去の転職から学びを得て成長している
- 障害者雇用で適切な配慮があれば長期勤続できることを論理的に説明
- 各職場での具体的な工夫や改善事例を説明できた
- 「今度こそ長期的に働きたい」という強い意欲を伝えられた

転職回数の多さをプラスに変える方法
私が転職エージェントの担当者に教わった、転職回数の多さをプラスに変える方法をご紹介します。
転職回数が多い場合のアピール方法
- 多様な職場経験:「様々な職場を経験したことで、どんな環境が自分に合うかを理解できた」
- 適応力の高さ:「新しい環境に慣れることには慣れている」
- 自己理解の深さ:「試行錯誤を通じて、自分の特性と必要な配慮を明確に把握できた」
- 成長意欲:「過去の経験を活かして、今度こそ長期的に貢献したい」
重要なのは、「転職を繰り返していた理由」と「今後は長期勤続できる根拠」を明確に説明することです。
一般雇用と障害者雇用の違い
実は、大企業に一般雇用で入社するのはかなり難しいけれど、障害者雇用なら難易度はかなり下がります。
一般雇用 vs 障害者雇用の違い一般雇用(大企業):
- 採用倍率:数十倍〜数百倍
- 高学歴・高スキルが前提
- 厳しい選考プロセス
- 即戦力を求められる
障害者雇用(大企業):
- 採用倍率:数倍〜十数倍
- 人柄・継続性を重視
- 配慮ありきの選考
- 成長を前提とした採用
つまり、大企業で働くという目標があるなら、障害者雇用の方が現実的な選択肢と言えます。

特例子会社という選択肢
大企業の障害者雇用には、本体直接雇用と「特例子会社」での雇用があります。
特例子会社とは
特例子会社とは、大企業が障害者雇用を目的として設立した子会社のことです。
- 親会社の法定雇用率に算入される
- 障害者雇用に特化した環境が整っている
- 障害者の割合が高く、理解度が非常に深い
- 専門的な配慮やサポートが受けられる
本体雇用 vs 特例子会社の違い
本体雇用のメリット・デメリット
- メリット:親会社と同じ給与体系・福利厚生、キャリアアップの可能性が高い
- デメリット:一般社員との混在で理解度にばらつきがある場合も
特例子会社のメリット・デメリット
- メリット:障害者への理解が非常に深い、専門的な配慮、安心できる環境
- デメリット:給与水準が本体より低い場合がある、キャリアの幅が限定的
どちらを選ぶかは、あなたの価値観や働き方の希望によります。
私の場合は本体雇用でしたが、特例子会社の方が安心して働けるという方も多いです。

大企業の障害者雇用求人を確実に見つける方法
では、どうやって大企業の障害者雇用求人を見つければいいのでしょうか。
転職エージェントが必須の理由
大企業の障害者雇用求人の多くは、転職エージェントに集まっています。
理由は以下の通りです:
- 質の高い人材を効率的に見つけたい
- 障害の特性を理解した上でマッチングしたい
- ミスマッチを防ぎたい
- 継続的な人材確保のパートナーが欲しい
ハローワークにも求人は出ますが、大企業の求人は圧倒的に転職エージェントの方が多いのが現実です。
大企業の求人が出るタイミング
やめる人が少ないため、求人が出るタイミングも限られています。
大企業の障害者雇用求人が出るタイミング
- 法定雇用率の引き上げ時(2024年、2026年は狙い目)
- 事業拡大時の増員
- 退職者の補充(稀)
- 新規プロジェクトの立ち上げ
希少な求人だからこそ、早い者勝ちの側面があります。
大企業の求人は非常に人気が高く、出てから数日で募集が締切られることも珍しくありません。
募集が出たらすぐ動けるよう、まず転職エージェントに登録しておきましょう。
おすすめ転職エージェント

私が実際に利用して良かったエージェントをご紹介します。
【dodaチャレンジ】初めての障害者雇用転職におすすめ
- 大企業の求人が豊富で選択肢が多い
- 在宅勤務求人の取り扱いが多い
- カウンセリングが丁寧で安心できる
- 面接対策や書類添削のサポートが充実
- 入社後の定着支援もあり
【atGP】完全在宅勤務希望の方に特におすすめ
- 完全在宅の求人が多数掲載
- 発達障害への理解が深い
- 全国対応で地方在住でも利用可能
- 企業からのスカウト機能もあり
- 私もここで現在の完全在宅の仕事を見つけました
【マイナビパートナーズ】大手志向の方におすすめ
- 大手企業・特例子会社の求人に強い
- 職場見学のサポートが受けられる
- 丁寧な企業研究サポート
- 長期的なキャリア相談も可能
マイナビパートナーズを詳しく見る
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マイナビパートナーズの口コミ
転職エージェント利用のコツ
- 2-3社に登録して比較検討する
- 担当者との相性も重視する
- 希望条件は具体的に伝える(在宅勤務希望など)
- 定期的に連絡を取り合う
- 求人が出たらすぐに連絡をもらえるよう依頼
転職活動の進め方
転職エージェントを利用した場合の一般的な流れをご紹介します。
1. エージェント登録(1-2日)
– オンラインで基本情報を登録
– 履歴書・職務経歴書をアップロード
2. 初回面談(1週間以内)
– 特性や希望の詳細をヒアリング
– 適性に合った求人の紹介
3. 求人への応募(随時)
– 興味のある求人に応募
– 書類添削やアドバイス
4. 面接・内定(1-2ヶ月)
– 面接当日のサポート
– 内定後の条件交渉
私の場合は、登録から内定まで約2ヶ月でした。

まとめ:あなたも大企業で安心して働ける
この記事では、私の実体験をもとに大企業の障害者雇用で働くメリットと、転職を成功させるポイントをお伝えしました。
大企業の障害者雇用で働くメリット8選
- 障害への理解が段違い(多くの実績による安心感)
- 優しい障害者チーム(共通の困難さからの結束)
- 一般社員の偏見のなさ(教育が行き届いている)
- 体調の波への配慮システム(柔軟な業務調整)
- 在宅勤務の仕組み(すでに整った環境)
- 契約社員→正社員ルート(キャリアアップの道)
- 正社員並みの待遇(給与テーブル、ボーナス、福利厚生)
- 働きやすさによる高い定着率
発達障害があっても、適切な環境で安心して働くことは可能です。
大企業の障害者雇用は確かに「狭き門」ですが、だからこそ働きやすい環境が整っています。
今すぐできること
1. 転職エージェントに登録する
– 複数のエージェントで情報収集
– 無料相談で可能性を確認
– 在宅勤務希望を明確に伝える
2. 応募書類の準備
– 履歴書・職務経歴書の更新
– 配慮事項の説明文を作成
3. 就労移行支援事業所の見学
– 基礎スキルに不安がある場合は検討
– 複数の事業所を比較
私も最初は「大企業なんて無理」と思っていました。
でも、転職エージェントの担当者に背中を押してもらい、実際に転職してみると、想像以上に働きやすい環境でした。
あなたにも、きっと合う職場があります。
2024年4月から法定雇用率が2.5%に引き上げられ、2026年には2.7%になる予定です。
つまり、これからもっと多くの求人が出てくる可能性が高いです。
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