【発達障害×女性】RSD(拒絶過敏性不快症)で仕事がつらいときの向き合い方

しごとの悩み

ちょっとした注意なのに、すごく傷ついてしまう

褒められても、裏があるんじゃないかと疑ってしまう

そんなふうに、日常のなかで人間関係に深く傷ついてしまうことはありませんか?

私も同じで、みんなの前では笑顔を作りながら、 でも心の中では「怒られるのが怖い」「嫌われたかも…」とビクビクしている――

そんなことの繰り返しでした。

でもあるとき、「RSD(拒絶過敏性不快症)」という言葉を知って、すごく腑に落ちたんです。

「これ、まさに自分のことだ」と。

今回は、そんなRSDの特性と、仕事との付き合い方について、わたしの経験もまじえながらお話ししたいと思います。

この記事を書いた人
彩音

・ASD×ADHD(精神2級)(ASD寄り)
・双極性障害Ⅱ型
・公務員→障害者雇用→一般雇用→障害者雇用(現在)
・転職エージェント経由で完全在宅の転職に成功
・就労移行支援の利用も2回経験あり
・発達障害でも無理なく働くヒントを発信中。

RSDってなに?

RSD(Rejection Sensitive Dysphoria)とは、日本語で「拒絶過敏性不快症」と訳されます。

ASDやADHDなどの発達特性をもつ人に多く見られる心の反応で、「拒絶されるかも」「否定されたかも」と感じることに、過剰なまでに心が反応してしまう状態です。

わたしもRSDの傾向が強くて、少し語気が強いメールが届いただけで「嫌われたのかも」と落ち込んだり、仕事で注意されると「存在そのものを否定された」と感じて、深く傷ついてしまうことがよくあります。

本当は相手にそんなつもりがなかったとしても、心が先に痛くなってしまう――それがRSDなんです。

RSDがあると、仕事でこんなふうに困ることがあります

例えば…

  • ミスの指摘を受けただけで、「もう信用されてない」「ダメな人だと思われた」と感じてしまう
  • ちょっとした言い回しで「嫌われたかも」と不安になって、その人と距離を取ってしまう
  • 落ち込みすぎて報連相ができなくなり、さらに問題が大きくなる
  • 失敗したくなくて完璧を目指すけれど、それが自分を追い詰めてしまう

わたしも、何かトラブルが起きても「怒られたらどうしよう」「責められるかも」と思ってしまって、なかなか相談できないことがありました。

そして、どうしようもなくなってから上司に打ち明ける――その繰り返しで、自分を責めてばかりいました。

自覚はあったんですけど、どうしても相談するのが怖かったんです。

また、完璧主義になりすぎて、自分を追い詰めることもよくありました。

対処法①:「これはRSDの反応かも」と気づくことから

RSDの特徴は、「自分でもなぜこんなに傷ついてしまうのか分からない」と感じること。

まずは、「これは自分の性格ではなく、特性からくる反応かもしれない」と知ることが大きな第一歩です。

わたしも、「また一人で落ち込んでるな」と感じたときには、心の中で「これはRSDのせいだね」とつぶやくようにしています。

そうすると、少しだけ冷静になれる気がします。

そして、「傷ついて当然」「そんなふうに反応する自分を、まずは自分が認めてあげよう」と思えるようになってきました。

対処法②:フィードバックとどう向き合うか

職場でのフィードバックって、本当に難しいですよね。

「成長のため」と分かっていても、心の奥では「否定された」「嫌われた」と感じてしまうことがあります。

でも、わたしが少しラクになれたのは、「事実と感情を分けて考える」という視点でした。

たとえば、「提出物にミスがあったよ」という言葉があったとき、事実は「ミスがあった」というだけ。

それを「ダメな人間と思われた」と感じるのは、わたしの感情の部分。

この“分離”を意識するだけで、反応が少しだけ穏やかになります。

また、わからないことがあったときに「どうすれば改善できますか?」と具体的に聞いてみるのも、安心につながります。

不安なときほど、「質問する勇気」を持つことで、誤解も減っていきます。

『報連相』のコツ

対処法③:ひとりで抱え込まないこと

RSDの特性があると、何かあるたびに「こんなことで悩むなんて情けない」と自分を責めがちです。

でも、そんなふうに思っている人は意外とたくさんいます。

わたしも、家族や信頼できる友人、時にはカウンセラーに話すことで、「あ、自分だけじゃないんだ」とホッとしたことが何度もあります。

話せないときは、ノートに書き出すだけでもOK。

感情が言葉になると、気持ちの整理にもなります。

対処法④:職場選びも、対処のひとつ

RSDとうまく付き合うには、「心が安全でいられる職場」を選ぶことも大切です。

わたしは、「曖昧な指示が多い職場」「話しかけにくい雰囲気」「感情的な上司」では本当に疲れ果ててしまいました。

逆に、「具体的な指示がある」「チーム全体が穏やか」「障害のことを理解してくれている」職場では、驚くほど安心して働くことができました。

「働き方」で人生は大きく変わるんだと、心から感じています。

もし今の職場が合わないと感じる場合は、転職エージェント記事で理解のある職場探しを検討してみてください。

最後に:RSDは「感受性の豊かさ」でもある

RSDの苦しさを抱えていると、自分のことを「弱い人間」だと感じてしまうかもしれません。

でも、わたしは思うんです。

ちょっとした言葉に傷つくのは、それだけ「人の気持ちを感じ取る力が強い」から。

深く悩んでしまうのは、「ちゃんとやりたい」「失敗したくない」と思っているから。

だから、RSDは感受性の豊かさでもあるんです。

この特性とどう付き合っていくかは人それぞれ。

でも、「こうすればうまくいく方法もある」と思えることは、きっとこれからの安心につながっていくはずです。

あなたが少しでもラクに働けるようになりますように。

次は、ぜひ深く自己分析もしてみてくださいね。自己分析の仕方は↓の記事に詳しく書いています。

【特性別】自分に合った仕事を見つけるヒント!自己分析の仕方
「自分に合った仕事が分からない…」ASD・ADHD女性向けに、自己分析から始める仕事選びのコツを紹介。タイプ別の働きやすい環境や選び方のヒントが分かります。