障害者雇用の5つのデメリットと対策|手取り12万円から年収420万円になった体験談

転職活動
障害者雇用って、やっぱりデメリットが多いのかな…不安で踏み出せない
気になるけど、ちゃんと生活できるのか心配…周りからどう見られるかも不安

そんな風に感じていませんか?

「障害者雇用を検討しているけど、デメリットが心配で踏み出せない」という声をよく耳にします。

確かに障害者雇用には特有のデメリットもありますが、だからといって「損」だとか「やめた方がいい」とは限りません。

私自身、発達障害の診断を受けて障害者雇用で働いていますが、デメリットを理解し、自分に合う職場を選んだことで、以前よりもずっと安心して働けるようになりました。

この記事では、障害者雇用のリアルなデメリットと、それを乗り越える具体的な対策をお伝えします。

この記事でわかること

  • 障害者雇用の5つのデメリットとその実態
  • 手取り12万円から年収200万円アップした私の体験談
  • デメリットを逆手に取る職場選びのコツ
  • 「働きやすさ」と「収入」を両立させる方法
ただのネガティブ情報ではなく、これからの選択を前向きにするヒントとして読んでください
この記事を書いた人
彩音

・ASD×ADHD(精神2級)(ASD寄り)
・双極性障害Ⅱ型
・公務員→障害者雇用→一般雇用→障害者雇用(現在)
・転職エージェント経由で完全在宅の転職に成功
・就労移行支援の利用も2回経験あり
・発達障害でも無理なく働くヒントを発信中。

障害者雇用の5つのデメリット【知っておくべき現実】

まず、よく言われる障害者雇用のデメリットを正直にお伝えします。これらを知っておくことで、対策を立てやすくなります。

デメリット①給与水準が低めに設定されている

障害者雇用の平均年収は、一般雇用と比べて確実に低いです。

厚生労働省のデータによると、精神障害者の平均年収は約150万円前後。一般雇用の平均と比べると、かなりの差があります。

給与が低くなる3つの理由:

  • 非正規雇用の割合が高い:約半数がアルバイト・契約社員
  • 短時間勤務が多い:週30時間未満の勤務者が約半数
  • 業務内容がシンプル:責任や専門性が限定的

ただ、これは「全体の平均」であることを忘れてはいけません。

フルタイム勤務や大企業では、一般雇用に近い給与水準の求人もあります。

デメリット②単純作業が多く、やりがいを感じにくい

障害者雇用でよくある業務内容:

  • データ入力・書類整理などの事務補助
  • 清掃・軽作業などの現場業務
  • 資料作成・ファイリングなどの定型業務
  • メール対応・電話取次などのサポート業務

これらは配慮の一環でもありますが、「もっと責任のある仕事がしたい」「専門性を活かしたい」と感じる人には物足りなく感じられることがあります。

毎日同じことの繰り返しで、なんだか成長している実感がない…

デメリット③昇進・キャリアアップの機会が限られている

多くの企業では、障害者雇用の社員に対して:

  • 昇格のルートが明確でない
  • 管理職への道が閉ざされている
  • 正社員登用制度があっても実績が少ない
  • スキルアップの機会が限定的

「安定して働けるように」という配慮の裏で、キャリア形成の面では制約を感じることがあります。

デメリット④周囲からの偏見や理解不足に直面することがある

障害者雇用で働く上で避けられないのが、周囲の目や反応です。

よくある困った反応:

  • 「できない人」という先入観を持たれる
  • 過度に気を遣われて逆に気まずい
  • 「特別扱い」されていると陰で言われる
  • 障害について無理解な発言をされる
  • 腫れ物に触るような扱いを受ける

特に発達障害は「見えない障害」のため、理解されにくく、「甘えている」と誤解されることもあります。

デメリット⑤求人数が少なく、選択肢が限られる

障害者雇用の求人は、一般雇用と比べて:

  • 絶対的な求人数が少ない
  • 地方では特に選択肢が限られる
  • 希望する職種・業界の求人が見つからない
  • 勤務地や条件の選択肢が狭い

「妥協しなければならない部分が多い」と感じる人も少なくありません。

これらのデメリットは確かに存在しますが、すべての職場に当てはまるわけではありません

私の体験談:手取り12万円からのスタート

私自身の経験をお話しすることで、リアルな実態をお伝えしたいと思います。

最初の障害者雇用:厳しい現実

私が最初に就いた障害者雇用の条件は以下の通りでした:

1回目の障害者雇用の実態

  • 雇用形態:アルバイト
  • 勤務時間:週3〜4日、1日6時間
  • 時給:最低賃金レベル
  • 月収:手取り約12万円
  • 業務内容:データ入力、書類整理
  • 昇給:年間で数十円レベル

この収入では一人暮らしは困難で、実家に頼らざるを得ない状況でした。

障害者雇用って、やっぱり自立は難しいのかも…これがずっと続くのかな

正直、「このままでいいのだろうか」という不安は常にありました。まさに、障害者雇用のデメリットを身をもって体験していた時期です。

でも、働きやすさは確実にあった

ただし、給与面以外では確実にメリットを感じていました:

  • 急な体調不良でも理解してもらえる
  • マルチタスクを避けた業務配分
  • 人間関係が穏やかで、競争がない
  • 「普通」を演じなくて良い安心感
  • 通院に配慮してもらえる
この時期があったからこそ、「働きやすさとは何か」を深く理解できました

転職で年収270万円アップ:デメリットは乗り越えられる

「このままではいけない」と思い、転職活動を始めました。その結果、現在は大きく状況が改善しています。

転職後の条件と変化

転職前後の比較

項目 転職前 転職後
雇用形態 アルバイト 正社員
勤務時間 週3〜4日 フルタイム在宅
年収 約144万円 約420万円
業務内容 データ入力 CAD設計
昇給 ほぼなし 年1回査定

条件はもちろん良くなったのですが、驚いたことに、働きやすさも前職と変わらないか、それ以上でした。

現在の職場環境

  • 完全在宅勤務:人間関係のストレスがほぼゼロ
  • 専門性のある業務:CAD設計でスキルアップも可能
  • 理解のある上司:特性について相談しやすい
  • 適切な業務量:無理のないペースで進められる
  • 正当な評価:成果が給与に反映される
障害者雇用のデメリットは、適切な職場選びで多くが解決できることを実感しています

デメリットを逆手に取る:賢い職場選びのコツ

障害者雇用のデメリットを知った上で、それを避ける・または活用する職場選びのコツをお伝えします。

給与の低さを避ける方法

収入アップのポイント

  • フルタイム勤務の求人を探す:短時間勤務より100万円以上アップも
  • 大企業・上場企業を狙う:給与水準が高く、福利厚生も充実
  • 正社員登用制度がある企業:契約社員からのステップアップ
  • 専門性のある職種:CAD、経理、ITなどスキルが評価される

障害者雇用でねらい目の大企業25選

単純作業の物足りなさを解決する方法

やりがいのある仕事を見つけるコツ:

  • 転職エージェントで「専門性を活かせる求人」を依頼する
  • 特例子会社ではなく、一般企業の障害者枠を狙う
  • 面接で「将来的な業務拡大の可能性」を確認する
  • 自分のスキルや興味に合致する業界を選ぶ

偏見・理解不足を避ける職場選び

理解のある職場の特徴

  • 障害者雇用の実績が豊富:ノウハウが蓄積されている
  • 他にも障害者の社員がいる:孤立感を感じにくい
  • ダイバーシティに積極的:多様性を受け入れる企業文化
  • 研修制度が整っている:一般社員への理解促進がある
  • 特例子会社:障害者雇用に特化した安心環境

求人の少なさを補う方法

  • 複数の転職エージェントに登録:情報収集の幅を広げる
  • 非公開求人にアクセス:エージェント独自の案件を狙う
  • 地域を広げる:在宅ワークなら全国対応可能
  • ハローワークも併用:地元企業の情報収集

デメリットと表裏一体の「働きやすさ」も理解しよう

障害者雇用のデメリットの多くは、実は「働きやすさ」の裏返しでもあります。

「単純作業」=「プレッシャーが少ない」

  • 急な体調不良でも他の人がカバーできる
  • 責任の重さによるストレスが軽減される
  • ミスをしても大きな問題にならない安心感
  • 自分のペースで取り組める

「昇進機会が少ない」=「競争ストレスがない」

  • 同僚との競争に疲れることがない
  • 出世競争に巻き込まれない
  • マイペースで長く働き続けられる
  • 人間関係がフラットで居心地が良い
「まずは安定して働きたい」という人にとっては、これらは大きなメリットになります

障害者雇用を検討する上での判断基準

デメリットを理解した上で、障害者雇用があなたに合うかどうかの判断基準をお示しします。

障害者雇用が向いている人

  • 安定して長く働きたい
  • 配慮を受けながら無理なく働きたい
  • 人間関係のストレスを減らしたい
  • 通院や体調管理を優先したい
  • 「普通」を演じることに疲れている
  • 過去に職場で特性による困りごとがあった

一般雇用も検討した方が良い人

  • 高収入を最優先にしたい
  • キャリアアップや昇進を重視する
  • 専門性の高い仕事に挑戦したい
  • 現在の職場で大きな困りごとがない
  • 障害について周囲に知られたくない

転職エージェントの活用でデメリットを最小化

障害者雇用のデメリットを避けるためには、適切な転職エージェントの活用が不可欠です。

転職エージェントとは

転職エージェントに相談すべきポイント

  • 「収入を重視したい」旨を明確に伝える
  • 「専門性のある業務を希望」と相談する
  • 「職場環境の詳細情報」を詳しく聞く
  • 「正社員登用の実績」について確認する

エージェントとの初回面談で収入の希望は必ず伝えるようにしましょう。

給与水準の高い会社を探すのにはエージェントを利用するのが最もスムーズです。

私が使ったおすすめエージェント記事もあるので、参考にしてみてくださいね。

まとめ:デメリットを知ることは、あなたの味方になる

障害者雇用にデメリットがあるのは事実です。しかし、それを知っておくことで、自分に合う職場を選ぶヒントになります。

デメリットを味方にする考え方

  • 給与が低い → フルタイム・大企業・正社員を狙おう
  • 単純作業が多い → 専門性のある求人を探そう
  • 昇進が難しい → 正社員登用制度のある企業を選ぼう
  • 偏見が心配 → 実績豊富な企業や特例子会社も視野に
  • 求人が少ない → 複数エージェント活用で選択肢を広げよう

大切なのは、「デメリット=やめた方がいい」と決めつけるのではなく、自分にとっての「働きやすさ」とどう重ねていくかを考えること

私の経験では、適切な職場選びにより:

  • 働きやすさを保ちながら年収270万円アップ
  • 専門性のある業務でスキルアップ
  • 完全在宅でストレスフリーな環境
  • 理解のある職場で安心して長期勤務

これらすべてを実現できています。

デメリットを知ることで、あなたにとって最適な働き方が見つかります

収入も働きやすさも少しずつ整えていけば、「この先も安心して暮らせる」と思える日がきっと来ます。

私の転職体験談もあるので、読んでみてくださいね↓

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