

そんな風に、落ち込んだり自分を責めてしまうことはありませんか?
私自身も何度も「仕事ができない」と悩み、転職を繰り返してきました。
この記事では「仕事ができない」と感じてしまう本当の理由と、自信を取り戻すための具体的な方法をお伝えします。
この記事でわかること
- 発達障害女性が「できない」と感じてしまう理由と対策
- 実は「できていること」に気づく大切さ
- 70%の力で働くことの重要性
- 自信を取り戻すための具体的な工夫と考え方

発達障害女性の「仕事ができない」悩みと対処法
「仕事ができない」と感じてしまうのには、発達障害の特性だったり、特有の感じ方に理由があります。
まずはその理由と対策を一緒に見ていきましょう。
①RSD(拒絶過敏症)で失敗への恐怖が強い
RSD(Rejection Sensitive Dysphoria/拒絶過敏症)は、発達障害の人に多く見られる特性です。
RSDがあると、ちょっとした指摘や反応を「否定された」「嫌われた」と強く受け取ってしまいます。
よくある困りごと
- 上司のちょっとした表情で「嫌われたかも」と感じてしまう
- 「お疲れさま」の返事がそっけないと「怒ってる?」と不安になる
- 一度でも注意されると「もうダメだ」と絶望的な気持ちになる
- 失敗するのが怖くて、行動にブレーキがかかる
- 報連相をすべきと分かっていても、怖くて声をかけられない
対処法
- 定時報告制にする:毎日決まった時間(例:15時)に報告
- メール・チャット活用:口頭が苦手なら文字で伝える
- テンプレート作成:報告フォーマットを決めておく
- 「相談があります」宣言:いきなり話すのではなく、予告する
②マルチタスクで頭がパンクしてしまう
発達障害の特性により、複数のことを同時に処理するのが困難です。
よくある困りごと
- 電話対応しながらメモを取ることができない
- 作業中に話しかけられて混乱する
- 会議で発言を求められてパニックになる
- 複数の人から同時に指示を受けて頭が真っ白になる
- 優先順位をつけるのが苦手
対処法
- ToDoリストの見える化:紙やアプリでタスクを整理
- 一つずつルール:1つ終わったら1つ進むを徹底
- 優先順位の相談:「どれから手をつけますか?」と確認
③ケアレスミスが多くて自己嫌悪になる
発達障害女性は「完璧主義」の傾向が強い一方で、注意力の特性によりケアレスミスも多いという矛盾があります。
よくある困りごと
- 確認したはずなのに見落としがある
- 気をつけていてもケアレスミスが多い
- 集中力にムラがあり、一定のパフォーマンスを保てない
- 小さなミスでも自分を激しく責める
- 「1回でも間違えたら終わり」と極端に考える
対処法
- 紙出力チェック:画面と紙では見え方が違う
- 音読確認:目と耳の両方を使って確認
- 時間を置く:作成直後ではなく、時間を置いてチェック
- ダブルチェック依頼:同僚に確認をお願いする
④聴覚処理の特性で理解が遅れる
発達障害と併存しやすいAPD(聴覚情報処理障害)では、「音としては聞こえているけれど、言葉として理解するのに時間がかかる」という特性があります。
よくある困りごと
- 話しかけられても、内容をすぐに理解できず反応が遅れる
- 会議や電話での早口のやり取りについていけない
- 周囲がざわざわしていると、言葉が「ぼやけて」聞こえる
- 「ちゃんと聞いてる?」「返事が遅い」と誤解される
- 曖昧な指示(「適当に」「いい感じで」)が理解できない
対処法
- メモを取りながら聞く:「メモ取らせてください」と先に伝える
- 復唱確認:「○○ということですね?」と内容確認
- 後からチャット確認:要点をチャットで送ってもらう
- 静かな場所での相談:騒がしい場所での会話を避ける
⑤カモフラージュによる疲弊
特に女性の場合、小さい頃から「普通の人」を演じるカモフラージュが上手になっています。
よくある困りごと
- 理解できない指示でも「わかりました」と答える
- 興味のない雑談でも、興味があるふりをする
- 感覚過敏があっても我慢して「平気」なふりをする
- 疲れていても「大丈夫です」と言い続ける
- 本来のパフォーマンスを大幅に低下させる
対処法
- 「分からない」を伝える練習:「確認させてください」と言う
- 適度な距離を保つ:すべての雑談に参加しなくてもOK
- 体調管理を優先:無理をしない日を作る

ここからは、気持ちが少しラクになれる考え方を書いていきます。
「70%の力」で働くことの重要性
発達障害があると、ミスへの不安や自己否定感から、つい100点を目指してしまいがちです。
でも、完璧を求めすぎると、かえって続かなくなってしまいます。
完璧主義がもたらす悪循環
100点を目指すとこうなる
- 始めるのも怖くなる:「完璧にできなければ意味がない」
- 時間がかかりすぎる:一つの作業に時間をかけすぎる
- 常に不完全だと思う:自分の基準が高すぎて満足できない
- 疲弊して続かない:エネルギーを使い果たしてしまう
周りの人も「適度に」やっている
職場でよく観察してみると、まわりの人は案外「手を抜くところ」を上手に作っていることか分かります。
「適度にやる」の具体例
- 書類はざっくり作って、後で調整する
- 会議では完璧な準備をせず、その場で考える
- 指示が曖昧でも、とりあえず動いて様子を見る
- 「まあ、こんなもんでしょう」と割り切る
「70%でOK」の効果
私自身、「70%の力で十分」と思えるようになってから、劇的に働きやすくなりました。
変化したこと
- 行動しやすくなった:「完璧じゃなくてもとりあえずやってみよう」
- 継続できるようになった:疲弊せずに長期間働ける
- ミスへの不安が減った:「直せばいいや」と思える
- 自己肯定感が回復:「70%でも十分頑張ってる」

実は「できていること」にもっと注目しよう
「できないこと」ばかりに目が向いてしまうと、自分の価値を見失ってしまいます。
でも、よく振り返ってみると、あなたも「ちゃんとできていること」がたくさんあるはずです。
見落としがちな「できていること」
基本的なこと(でも実はすごいこと)
- 毎日遅刻せずに出勤している:時間管理ができている
- 挨拶をきちんとしている:社会性がちゃんとある
- メールの返信が丁寧:文章コミュニケーション能力が高い
- 期限を守っている:責任感がしっかりしている
- 困ったときに調べている:問題解決能力がある
発達障害の特性が活かされていること
- 集中力が高い:興味のある分野では周りより詳しい
- 正確性がある:丁寧な作業ができる
- ルールを守る:規則正しく行動できる
- 誠実である:嘘をつかず、真面目に取り組む
- 独特の視点:他の人が気づかない点に気づける
「できたこと」を記録する習慣
毎日「できなかったこと」ばかり考えてしまう人は、意識的に「できたこと」を記録してみましょう。
簡単な記録方法
- 3行日記:今日できたこと3つを毎晩書く
- スマホメモ:ちょっとした成功をその場でメモ
- 週次振り返り:週末に1週間のよかったことを整理
- 感謝日記:誰かに感謝されたことを記録

環境を変えることも大切な選択肢
工夫や考え方を変えてもラクにならず、根本的に環境が合わないと感じる場合は、転職を考えるのもひとつです。
環境を変えるべきサイン
こんな状況なら環境変更を検討
- 工夫しても困りごとが続く
- 毎日帰宅後にぐったりして何もできない
- 「自分はダメだ」という気持ちが強くなる一方
- 体調不良(頭痛、不眠、食欲不振など)が続く
発達障害の女性に合いやすい環境
働きやすい環境の特徴
- 在宅勤務可能:人間関係のストレスが軽くなる
- 個人作業中心:マルチタスクや雑談を避けられる
- 明確な指示:曖昧さが少なく、理解しやすい
- 柔軟な働き方:時短勤務やフレックス制

私の転職活動の体験談↓も読んでみてください。

まとめ:自分を責める前に、少しだけ立ち止まってみて
仕事がうまくいかないと感じたとき、つい「自分がダメなんだ」と責めてしまいがちです。
でも、少しずつでいいので、こんなことを振り返ってみてください。
振り返りのポイント
- 何がつらかったのか:具体的な困りごとを言葉にする
- どんなときにうまくいかなかったのか:パターンを見つける
- どんなことなら自分でもできたのか:強みや得意を確認する
- どんな工夫ができそうか:改善策を考える
- 環境を変える必要があるか:根本的な解決を検討する
完璧じゃなくていい。70%できたなら、それだけで十分すごい。
そんな視点で、自分自身を見てみてくださいね。
そして、もし気持ちに少し余裕が出てきたら、「自分の特性を活かせる環境」を探してみることも大切です。


